Jリーグの失敗

スポーツ

少々タイトルが過激かもしれませんが私は現在のJリーグはビジネスとして失敗していると言う意見の持ち主です。

このようなブログを書こうと思った最大の理由は現在、日本代表クラスの選手は、ほぼヨーロッパリーグでプレイしているからです。

これは日本だけではありません。ワールドカップに出場する各国の代表クラスは、中南米の国も含めてほぼヨーロッパリーグでプレイしています。

ただ、中南米とヨーロッパでは経済のレベルが違います。

それに対し日本はヨーロッパの国と比較しても経済が劣っていることはありません。

バブル崩壊後、日本経済は停滞しています。それでもヨーロッパ経済と比較しても劣っているとは言えないと考えます。それにもかかわらず日本代表クラスの選手はヨーロッパリーグでプレイしています。

理由は年棒です!

日本のJリーグでは払えない高年俸をヨーロッパのクラブが提示してくれるので移籍しているだけです。

私の意見は経済規模でヨーロッパと劣っていないのであればJリーグがヨーロッパクラブと同等の年俸を払って日本代表クラスはもちろん、世界の一流選手を日本のJリーグでプレイさせれば良い。

これです。

そこでJリーグのクラブの売上を調べてみました。

これはインターネットで調べれば簡単にわかります。

https://www.jleague.jp/docs/aboutj/club-h30kaiji_4.pdf

2018年の数字ですが売上トップがダントツでヴィッセル神戸の約96億円です。

それに続くのが浦和レッズ、鹿島アントラーズ、川崎フロンターレです。これらのクラブ売り上げは60億円を超えています。

ヴィッセル神戸の売上だけが吐出して高いのは楽天からの多額の宣伝広告費が支払われているのでないでしょうか?

そうでもなければ他のクラブと比較して30億も多く売り上げていることなはないと考えます。ヴィッセル神戸にはイ二エスタというワールドクラスで元スペイン代表の選手が所属しています年俸は32億5000万円の3年契約です。

これは下記リンクのサイトを参考にしています。

イニエスタの年俸32億円超を赤字のヴィッセル神戸が払える理由
スペインの名門FCバルセロナのアンドレス・イニエスタが、J1ヴィッセル神戸に加入することが決まった。年俸32億5000万円の3年契約とも言われるが、2017年度に赤字を計上したヴィッセルは、どのようにしてビッグマネーをまかなうのか。

上記のブログを読めば、この年俸を楽天が補填していることは間違いがないと考えます。ただ、このようなことをした場合Jリーグの掲げる独立採算による経営ではなくなります。さらにJリーグはNPBのように赤字を親会社が補填して経営するする形態を取らずに経営をやっていくことを設立時に確認しているのです。

ヴィッセル神戸のこの経営方針はJリーグに方針に反することになります。

これではNPBと同じく企業の宣伝媒体として経営していることになります。

このことが関係しているのかどうかは分かりませんが現在でもJリーグクラブで経営が厳しいクラブは資金力のある企業にスポンサー、オーナーになってもらわなければ経営は難しいという意見があります。

これでは1993年にJリーグがスタートした時の方針に逆らうことになります。Jリーグのクラブは親会社の赤字の補填に頼らない独立採算を目標にスタートしているのです。

NPBこと日本のプロ野球では2004年にオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズの合併が強行されました。これは親会社に赤字を補填する経営システムを行っていた関係で強行されたのです。

これはインターネットで調べた情報でので事実かどうかの事実確認は取れていませんが2004年の大阪近鉄バファローズの売り上げは約35億円だったそうです。それに対して支出は約85億円だったそうです。NPBはプロ野球チームの赤字を親会社が宣伝広告費として負担する形での運営をしていますが、しかし、この赤字額は一企業で支えられる金額ではありません。

Jリーグはある意味NPBを反面教師にしてスタートしたリーグです。しかし、これではチーム名に企業の名前は入っていませんがやっていることは同じと言わざるを得ません。

プロスポーツは独立採算で利益を出すのが当たり前のビジネスです。

ところが現在のJリーグの経営はこれができていない、これが事実ではないでしょうか?

ちなみに私はプロレスファンなのですが日本で最大手の新日本プロレスの売り上げは50億円を超えています。Jリーグのクラブと比較しても上位に入ります。

これに対しプロレスファンは満足はしていません。何故なら世界で最も売り上げが多いプロス団体はアメリカのWWEで日本円で約10000億円を売り上げています。

つまりWWEが新日本の選手を金に物を言わせて引き抜こうとした場合、これを止める術がないのが現実です。

少なくとも新日本プロレスはWWEとの企業戦を行っています。

当然ですが新日本プロレス、プロレスファンはこの事実に向き合っています。

それに対しJリーグはどうでしょうか?

ビジネスとして経営のことを真剣に考えていないと言っても反論はできないと考えます。

Jリーグの売り上げに話を戻します。売り上げで上記クラブに続くのが名古屋グランパス、ガンバ大阪、横浜Fマリノスです。これらのチームの売り上げは50億円を超えています。

逆に言えば売上が50億円を超えるのは、これらの7クラブだけです。

ちなみにプロ野球(NPB)では決算書を公開していないチームが多いので経営実態が掴めません。

公開しているチームで一番売上が多いのが福岡ソフトバンク・ホークスで300億円を超えています。

ヤフオクドーム大規模改修!年間観客動員はパ・リーグ最多の「福岡ソフトバンクホークス」の第51期決算 - 起業ログ
本拠地の福岡移転30周年を迎えヤフオクドーム改修。更なる観客数増を目指す「福岡ソフトバンクホークス」の決算情報を更新していきます。2019年第51期の当期純利益は5億4,400万円となりました。

ただし、この金額には親会社のソフトバンクからの宣伝広告費が含まれていると考えます。

理由は選手の年俸が高いからです。選手の年俸の高さを考えるとチームの決算が赤字にならないように親会社のソフトバンクが宣伝広告費を計上して黒字に見せているだけと考えます。

広島カープが189億円になります。

44年連続黒字を達成!マツダスタジアム来場者数1,800万人を突破した「広島東洋カープ」の第63期決算 - 起業ログ
売上高は189億4,230万円となり、5年連続で過去最高を更新。当期純利益は44年連続黒字を達成した「広島東洋カープ」の決算情報を更新していきます。2018年第63期の当期純利益は9億3,000万円となりました。

ちなみにNPBも選手のMLBへの移籍という問題を抱えていますが、これもJリーグと同じでMLBの方が高年俸を払えるからです。

JリーグもNPBも収入の柱は試合の入場料です。

これはプロスポーツのビジネスとしては、かなり時代遅れのビジネスモデルです。

ヨーロッパリーグで高年俸を提示できるクラブの収入の柱はテレビ中継料です。これは野球のMLBも同じです。

現在はこれにインターネットテレビが加わります。

この次に来るのがグッズ販売と言われています。

ところがJリーグですがインターネットテレビでは大失敗をしています。あえて大失敗と書かせてもらいます。

サッカーファンなら誰でも知っているDAZNです。

2017年のシーズより10年間2100億円でJリーグは契約をしています。これはJ1、J2、J3の全チームとの合計金額です。

ちなみに、この契約によりスカパー、ケーブルテレビではJリーグの試合は放送されなくなりました。

10年2100億円と言うことは1年210億円です。

この金額はNPBの福岡ソフトバンク・ホークスの売上よりも少ない金額です。

さらに言えば、この210億円を54チームで分配するのです。1クラブあたり約3億8千万円です。

ついでに言えば1年210億円はヨーロッパの一流クラブであれば1クラブ分の金額です。

そもそも論ですが何故DAZNは10年2100億円でJリーグと契約をしたのでしょうか?

これは投資した2100億円を超える売上が見込めるからです。

考えれば誰でも分かることですが、そうであればJリーグが直接インターネットテレビの経営を始めればいいだけです。

Jリーグは1チーム当たりの公式戦の数は少ないですが加盟しているクラブ数が多くJ1、J2、J3で54チームあります。これにJ3の下のカテゴリーのチームもあります。

リーグ公式戦以外ではトーナメントのカップ戦がありますし、天皇杯もあります。

これを考えた場合1年のほとんどの期間試合の放送ができます。

ユースチームの試合も放送できます。

可能かどうかは分かりませんが大学サッカー、高校サッカーの放送もするのも放送コンテンツを増やすことにつながります。これにフットサル、なでしこリーグを加えるのも良いのではないでしょうか?

Jリーグはこのようなことを考えたことがあるのでしょうか?

とりあえずプロ化しました。

しかし思うように経営の健全化ができません。

そこに舞い込んできたのがDAZNからの契約ではないでしょうか?

DAZNとの契約には問題があります。

それはスカパー、ケーブルテレビとの契約が終了してしまったことです。要するにスカパー、ケーブルテレビではJリーグの試合が見れなくなったのです。

若い人には問題はないでしょうが、年配の方にはクレジットカードでの、それもインターネットでの契約はハードルが高いのが現実です。

Jリーグの試合をテレビで見たい。しかし、インターネッでの契約をしなければならないので契約を諦めてしまったという話もインターネットで見ています。

これに関しては事実の確認はできていませんが、おそらくそのような方もいると考えて問題がないと思います。

つまりDAZNとJリーグが契約したことによりテレビでJリーグを見ることをやめた方がいるということです。

私も以前はJリーグの試合をケーブルテレビで楽しんでいました。ただし熱心なサッカーファンではありませんのでDAZNとは契約はしていません。

理由は上記していますが私はサッカーは好きですが、それほど熱心なファンではないからです。つまりここにもJリーグの試合をテレビで見ることをやめたファンがいるのです。

以上の理由からDAZNとの契約は成功とは言えないと考えて問題がないと考えます。

そもそも1クラブあたりの分配金が3億8千円では話になりません。

Jリーグの特徴としてNPBのような新規参入の障壁が高い閉鎖型リーグではなく、新規参入が比較的容易な開放型リーグです。

アメリカ型リーグ、ヨーロッパ型リーグと言ってもいいのではないでしょうか?

話が少々逸れましたが加盟クラブが多いと言うことは当然ですが試合数が多いと言うことになります。そうであればコンテンツも多いと言うことになります。繰り返しになりますがDAZNに放送させるくらいならJリーグが直接インターネットテレビの放送を始めればいいだけです。

逆に言えば、これができない。これが現在のJリーグの問題ではないでしょうか?
私がプロレスファンであることは書きましたが新日本プロレスはテレビ朝日と共同でインターネットテレビ「新日本プロレスワールド」を運営しています。さらにこのサービスの加入者の4割は外国の方です。実況も日本語だけでなく、英語でも行っています。

さらに外国でも興行を行っています。事実去年の4月にニューヨークのMSGで興行を行っています。さらにこの興行のチケットは即日完売しています。

ただし、この試合は裏レッスル・マニアと呼ばれる試合になります。

毎年レッスル・マニア(WWE年間最大のイベントで世界中のプロレス界でも当然世界最大のイベント)の試合に合わせてアメリカの中小様々な規模のプロレス団体がレッスル・マニアの開催に合わせて興行を行っています。去年2019年は4月7日にNFLジャイアンツ、ジェッツのフランチャイズスタジアム、メットライフ・スタジアムで開催されています。当然ですが新日本プロレスの開催したG1スーパーカードもこの興行に類するものですが会場が別格です。ニューヨークのMSGです。しかもチケットが即日完売する人気興行です。つまりWWEも新日本プロレスを意識しているのです。

さらに今年はコロナ熱の問題で中止になりましたが、MSGでの興行を昨年同様予定していました。

プロレスがスポーツなのかどうかは議論の余地があるのが現実です。しかし、新日本プロレス以外で外国で興行、試合を行い市場を開拓しビジネスを大きくしているスポーツ組織はあるのでしょうか?

Jリーグは日本国内が市場のビジネスです。外国で試合をする必要は基本的にはありません。

しかしヨーロッパリーグは世界市場の開拓を行っています。これを読まれている方の多くはDAZNの契約をしていると思います。チャンピオンズリーグをはじめとするヨーロッパリーグの放送を楽しんでいるのではないでしょうか?

さらにヨーロッパのクラブはリーグ公式戦をアメリカで開催しようとしています。

これはヨーロッパリーグをアメリカに売り込むことが目的です。

これをJリーグに目を向けてみると外国はおろか国内市場の開拓もまだ満足には出来ないのが現実ではないでしょうか?

しかしJリーグがヨーロッパリーグと同じ規模のビジネスに成長した場合、外国でJリーグの放送がJリーグにとってビジネス上大きな契約状況のもと放送が行われる可能性が高いです。さらにJリーグが経営するインターネットテレビの契約を外国のサッカーファンがするようになります。

現在、世界で最もレベルの高いサッカーイベント(毎年開催されている)はヨーロッパチャンピオンズリーグと言って問題がないでしょう。

私の意見はJリーグをビジネスとして発展させヨーロッパチャンピオンズリーグに対抗できるリーグにすることです。

私の意見ですが現在日本のサッカーファンは日本の一流選手はヨーロッパリーグへ移籍することが当たり前と考えていることです。さらにヨーロッパリーグへ移籍することとが選手のステイタスと考えていることです。しかも日本のサッカーファンはこれを歓迎しています。

自国のスター選手が外国のリーグへ移籍することを歓迎する。私はこのような考え方をしている方をバカか?と考えています。

私の個人的意見ですが日本のスポーツ組織でもっとも健全な経営をしていたのがNPBの巨人です。昔巨人戦のテレビ中継があった時代は巨人を除くセリーグ5チームも黒字だったと言われています。これは当時巨人戦を13試合主催試合として開催できていたから可能だったのです。

つまりプロ野球チームとしての企業努力をしていたのは巨人だけだったのです。

セリーグの残り5チームは巨人の企業努力の恩恵により黒字経営ができていただけです。

NPBの巨人を除いた場合、日本のスポーツ組織でもっとも健全な経営をしているのが新日本プロレスをはじめとするプロレス団体ではないでしょうか?

プロレスはスタート時から利益を出して独立採算で経営をするというビジネスとして当たり前のことをやっています。

JリーグはもちろんNPB、さらにバスケットボールのBリーグも経営面ではプロレスに習う必要があるのでないでしょうか?

1993年にJリーグはスタートしました。この時、多くの方が

無謀だ

成功するわけがない

2~3年で潰れる

このように散々な評判でした、Jリーグの前身、日本リーグ時代のお客さんは関係者と一部のサッカーマニアだけ。これが現実でした。

私も日本サッカーのプロ化計画を最初に知った時は「アホか?」このように感じていましたし、周囲にもそう言っていました。

現在の感覚で言えばアメリカンフットボールをプロ化する。これくらいのインパクトでした。

ところがJリーグは当初の予想を覆し現在も運営されています。

これに関しては初代チェアマンの川淵三郎氏の功績が大きいと考えます。この方の任期は1992年~2002年までです。Jリーグの基礎を作ったと言って、その功績を評価していいと考えます。

ここで問題です。Jリーグの2代目以降のチェアマンは誰でしょう?

初代チェアマンの川淵三郎は多くの方が知っています。

ところが2代目以降になるとトリビアの世界です。

2代目 鈴木昌    2002~2006年

3代目 鬼武健二 2006~2010年

4代目 大東和美 2010~2014年

5代目 村井満  2014~現在

これを全部知っている方はかなりのサッカーファンでしょう。

チェアマンに関しては2代目以降、顔が見えません。

Wikipediaで調べたのですが失礼を承知で書きますが、全員チェアマンにふさわしい人物なのでしょうか?

Jリーグチェアマンで検索すればWikipediaで全員の経歴は分かります。ただ、何故チェアマンに選ばれたのか説得力がありません。しかも現在の村井満以外は任期は4年。これではリーグの責任者として、やるべき仕事ができる時間がありません。

さらに意地の悪い言い方をすると「自分の任期の間のことしか考えていないでしょ?」こうなります。

Jリーグではチェアマンという名称を使用していますが実態はコミッショナーです。リーグ経営に強い権限を持っています。

優秀なコミッショナーは優秀なビジネスマンでなければならない。

これはアメリカのプロスポーツの世界でよく使われている言葉です。リーグ全体のビジネスを成長させる役目をおっているのはコミッショナーだからです。Jリーグのチェマンは強力な権限を持っています。それを考えた場合、チェアマンが責任を持ってJリーグのビジネスを拡大させなければならないのです。

ところが、それができていないのが現実です。

このチェアマンの問題を考えた場合、全員がサッカー内の人材です。言い方を変えた場合、日本サッカー協会の人事です。

Jリーグを大きなビジネスに成長さるには外部から優秀なビジネスマンをチェアマンとして招聘し、さらに強力な権限を与えなければヨーロッパリーグのような大きなビジネスに成長しません。

日本国内で経営ができているからいいではないかと言う意見もあるかとおもいますがヨーロッパリーグとの経営格差が大きなりすぎているの現状です。

さらに、この経営格差が日本代表クラスの選手の海外流出につながっているのです。

そうであればJリーのビジネスをヨーロッパリーグ並みのビジネスに成長させることが必要であると考えます。

これを実現するには日本のサッカーファンの意識を変えることが必要であると考えます。

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