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IWGPベルト統一反対3

プロレス
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このテーマでブログを書くのはこれで3回目です。

明日、新設されたIWGP世界ヘビーのタイトルマッチが行われるのですが、あくまで私は反対を主張します。

日本のプロレスでベルトが統一された最大の事例は全日本プロレスの「三冠ヘビー級王座」で異論がないと考えます。これは

NWAインターナショナルヘビー

UNヘビー

PWFヘビー

この3つのタイトルを統一して誕生したタイトルです。

「NWAインターナショナルヘビー」このベルトは1958年に力道山がルー・テーズから奪取して日本に定着したベルトです。

続いて「UNヘビー」は1971年にアントニオ猪木がアメリカ、ロサンゼルスでジョン・トロスから奪取して日本に定着しています。

最後に「PWFヘビー」ですがジャイアント馬場が全日本プロレスを1972年に設立するのですが設立時にベルトがない関係で設立されたタイトルです。

上記していますが「NWAインターナショナルヘビー」「UNヘビー」この2つのベルトは力道山が設立した日本プロレスが所有していたタイトルです。

ところが1971年に日本プロレスはアントニオ猪木を追放します。

この当時、日本プロレスは日本テレビとNET(現テレビ朝日)の2つのテレビ局に中継させるという問題を起こしていました。元々1954年の日本プロレス設立時から放送をしていたのは日本テレビ(スポンサーは三菱電機の一社提供)です。

日本プロレスはNETからも中継をしたいと打診を受けこれを受け入れたのです。理由は2つのテレビ局から中継料が入るからです。

当然ですが日本テレビ、三菱電機はこれに反発します。

これに対し日本プロレスは「ワールドリーグ戦の公式戦、ジャイアント馬場の試合これをNETには放送をさせない」これを約束してNETの中継を実現させます。

当然ですがNETのプロレス中継の主役はアントニオ猪木です。

ところが主役のアントニオ猪木がいなくなったのです。

これでNETからジャイアント馬場の試合を放送させろと要求されてこれが実現します。

ジャイアント馬場はこれを日本テレビの了解を得た上で中継されていたと考えていたそうです。

ところがそんなことはしていません。「長い付き合いだから問題はないだろう?」日本プロレスの幹部はこのように考えていたといわれています。

ところが日本テレビはこれに対し即刻中継を打ち切ります。ちなみにプロレス中継の後番組は「太陽にほえろ」です。

ジャイアント馬場は日本テレビとの義理を重視して1972年の契約更新時に更改せず日本プロレスを脱退。全日本プロレスを旗揚げします。

これは事前にジャイアント馬場と日本テレビの間で密約されていたことはオールドファンならご存知と思います。

アントニオ猪木とジャイアント馬場の視聴率の取れるスターを失ったことでNETは坂口征二にアントニオ猪木の設立した新日本プロレスへ移籍するよう要請。これを受けて坂口征二は新日本プロレスへ移籍。同時にNETも中継を新本プロレスへ変更。これが現在でも続いています。

アントニオ猪木とジャイアント馬場の2人のスターを失い同時にテレビ中継も失った日本プロレスはこの後当然のように崩壊へと進みます。

この時、日本テレビが仲介する形で日本プロレスは全日本プロレスへ吸収合併されます。

これに伴い全日本プロレスには上記の3つのタイトルが存在することになったのです。

正確に言えば「NWAインターナショナルヘビー」「UNヘビー」は全日本プロレスで復活させているのです。

この時「NWAインターナショナルタッグ」と「アジアタッグ」のタイトルも全日本プロレスに移りますが全日本プロレスではNWAインターナショナルタッグと最高峰のベルトと位置付け。

それに対しアジアタッグは2番手のベルトもっと言えば中堅レスラーのベルトと位置付けます。

これにより2つのタッグベルトは両立することになりました。

ところがシングルのベルトは位置付けを曖昧にしたまま運営されていたのです。

これにプロレスファンは反発します「ひとつの団体に何故3つもベルトがあるのだ?」この反発を受けて上記3つのベルトが統一されて現在の「三冠ヘビー級王座」のタイトルになったのです。

これが1989年のことです。初代チャンピオンはジャンボ鶴田です。

ここまで長々と「三冠ヘビー」について書いてきましたが、このベルトは統一するようファンの要請に従う形で統一されたのです。

ところが今回のIWGPヘビーとIWGPインターコンチネンタル(以下IC)はそうではありません。

ファンは今回のベルト統一を大批判しています。(批判していないファンもいますが)

プロレス団体にとってファンとはお客様であり、そのお客様の支払うチケット、グッズ、インターネットテレビ等の売り上げによってビジネスを行なっているのです。

ただファンの要請にはすべて従えなどという気は当然ですがありません。それをやった場合単にファンに媚びるだけになってしまい最終的にビジネスは落ち込むことに繋がりかねません。

ファンの要請に従う、ファンの期待に応えるこれは必要ですがファンに媚びていてはダメです。

だからといって多くにファンが「ふざけるな」こう批判してることを強行する。これもやってはいけないことです。

今回のベルト統一は多くのファンが大批判していることです。

特に問題視されているのが1987年から続いてきたIWGPヘビーのベルトを実質廃止してしまうことです。

プロレスのベルトの権威、歴史というのは簡単に作られるものではありません。プロレスがリアルファイトではないことは現在では誰でも知っていることです。ところが上記している権威、歴史というものは簡単には築くことができないものです。

法律上IWGPヘビー、IWGP ICは新日本プロレスという民間企業の所有財産です。

当然ですがこれをどうしようが新日本プロレスの自由です。

ただ新日本プロレスという会社はプロレスというパフォーマンスをファンに提供してビジネスをしている会社です。

そのファンから大批判されていることを強行することはしつこいようですがビジネスが落ち込むことに繋がりかねません。

近年U.W.Fという1980年代に存在したプロレス団体の検証本がブームになり私もこれらの本を多く読んでいます。このU.W.Fという団体の歴史を自分なりに検証しようと考えてこれらの本を読んだのですがU.W.Fという団体だけを追いかけていても歴史の検証はできません。当然ですが「1980年代のプロレスがどうだったのか?」これも検証の対象にしなければU.W.Fという団体の検証はできません。

さらにいえば日本でプロレスが本格的に人気になった1954年からの歴史というものも知らなくてはなりません。その関係で改めてプロレスの歴史を勉強したのですがプロレスというのは簡単なビジネスではありません。

現在世界最大のプロレス団体WWEが1983年にハルク・ホーガンをチャンピオンにして当時のテリトリー制を崩壊させ現在に至っているのですが、ここまでくるのは決して簡単な道のりではありません。

WWEのオーナーはビンス・マクマホンですがこの方はプロレスがどうのようなビジネスなのか熟知しています。さらにプロレスというビジネスに対して強い信念を持った方です。

ビンス・マクマホンがオーナーだから現在のWWEがあるといって間違いはないと考えます。

ところが今回のゴタゴタを見ていると新日本プロレスの経営者にプロレスビジネスに対する信念があるとは思えません。

新本プロレスは2000年代に入ってから暗黒期と呼ばれる時代がありました。もっといえば倒産の危機がありました。この時期私は新日本プロレスは倒産すると考えていました。

ところがユークスが買収し連結決算の子会社にして赤字を補填し存続。この時代大リストラしたことは有名です。その後ブシロードが買収して現在に至っています。

プロレスファンからすれば「ユークス様様」「ブシロード様様」これが本音です。

特にブシロード体制になってからの業績の上昇は目を見張るものがあります。

「よくぞ買収してくれました」これがファンの本音です。

ところが今回のゴタゴタです。1980年代のお家騒動を思い出してしまいます。

今回のベルト統一で明確なビジョンが示されていれば私もこのようなブログを書くことはありません。

ところがそうではありません。なし崩し的に、有耶無耶にベルト統一がされています。

私が一番心配していることは今回のベルト統一で新日本プロレスのビジネスが停滞または下降してしまうことです。

ベルトを統一するのであればファンが納得する明確なビジョンの提示これが絶対に必要であると考えます。

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