ラッキーゾーン反対

プロ野球

現在NPBのフランチャイズ球場でラッキーゾーンがあるのが仙台、千葉、福岡の3つの野球場です。

私はラッキーゾーン設置には大反対派です。

理由は長期的にみて野球のレベルが下がるからです。

現在のNPBのフランチャイズ球場で最初にラッキーゾーンを設置したのは仙台の宮城県営球場です。

この野球場がNPBのフランチャイズとして使用されるようになったのは2005年のシーズンからです。

これは野球ファンの方であれば誰でも知っていると思いますが2004年にオリックス・ブルーウェーブと大阪近鉄バファローズが合併。これに対して世論が大反発。結果として12チーム制を維持するために楽天の新規参入を決めた関係で、この野球場を使用するようになりました。

この時、NPBのフランチャイズとして使用できる状況ではなかったため楽天が約10億円をかけて改修工事を行っています。

この改修工事の時、楽天の三木谷浩史オーナーが日本で一番広い野球場にすると言った関係で私の主観ですが異常に広い野球場になりました。

この時私が思ったのが「絶対ラッキーゾーンが設置される。」事実2013年シーズンからラッキーゾーンが設置されています。

この野球場に関しては元が異常に広いのとラッキーゾーンが設置された現在でも広いので特に問題であるとは考えていません。

問題は千葉と福岡です。

この2つの球場で先にラッキーゾーンを設置したのは福岡の2015年シーズンからです。

続いて千葉で2019年シーズンからです。

ただ、ラッキーゾーンを設置すだけではありません。福岡が「ホームランテラス」、千葉が「ホームランラグーン」と訳の分からない名称を使用しています。

ラッキーゾーンでは印象が悪い、そこでこのような名称にしたと私は考えています。

だったら最初から作るなよ!

これが私の本音です。

このブログの冒頭にも書きましたが私がラッキーゾーンに反対しているのは日本の野球のレベルが下がるからです。

現在NPBのレベルはMLBと比べても低いとは言えません。

ところが1980年代以前は明らかにNPBのレベルはMLBより低かったです。

何故NPBのレベルが低かったのか

これには色々な理由があると思いますが、絶対的な理由として野球場が狭かった。これが挙げられます。

事実、外野手の肩と足はレベルの差がありすぎました。

ところが現在では、この差はなくなっています。

野球場が広くなったからです。

新しいく、広い野球場を建設するきっかけは東京ドームです。

2019年の現在では信じられないかもしれませんが東京ドームがオープンした時、「広い野球場ができたな、この野球場でホームランが出るのだろうか?」このように言われていました。

ところが1993年に福岡、1997年に名古屋、大阪の野球場がオープン。

さらに2003年にファイターズが札幌ドームへ移転。

これに2005年の宮城の改修と続きます。

これにより2019年の現在、東京ドームはもっともホームランの出やすい野球場になりました。

下記リンクのサイト参照

【2019最新】プロ野球・ホームランの出やすい球場はここだ!
野球において、ホームランは、醍醐味の一つですよね。そのホームランは、球場の広さによる影響も大きいと考えられます。この記事では、2019年のプロ野球・各球団ホーム球場において、その広さとともにホームランの出やすさを検証し紹介します。

これは東京ドームがエアードームと呼ばれる構造で飛びやすいというのもあると思いますが、実際は狭いからです。

両翼とセンターは現在の標準的な距離ですが右中間、左中間が狭い関係でホームランが量産されているのです。

これに続くのが神宮と横浜です。

神宮の狭さは説明不要と思いますが、問題は横浜です。

横浜スタジアムのオープンは1978年ですが、当時は「広い野球場ができたな、この野球場でホームランが出るのだろうか?」このように東京ドームオープン時と同じことが言われていました。

ところが2019年現在、東京ドーム、神宮に続いて、もっともホームランの出やすい球場になりました。

理由は、いたって単純、狭いからです。

近年、セリーグとパリーグの実力差が問題視されていますが、この原因をDHにしている野球解説者が多くいます。

この考えを否定するつもりはありませんが「セリーグの野球場が狭い」これを見落としているのではないでしょうか?

ホームランの出やすい野球場の上位3つは東京ドーム、神宮球場、横浜スタジアムです。

野球場が狭いとどういうことが起こるでしょうか?

①打ちそこないがホームランになってしまう。

②捕手のリードが変わります。

③投手も思い切った投球ができなくなります。

④外野手に高い守備能力が要求されなくなります。

主に、この4つが挙げられると思います。

ポスティングでMLBのチームに移籍する投手はパリーグの方が多いです。これはパリーグではホームランを警戒せずに投げられる。これが好投手を育てる土壌になっているからではないでしょうか?

もともとMLBに移籍する投手がドラフトでパリーグのチームに指名されているだけという見方も当然ありますし、この意見を無視するつもりはありません。

野球場が広いと投手は思い切ったピッチングができます。

打者も振り切らないとホームランは打てません。

ところが野球場が狭いと、打ち取ったあたりがホームランになります。

これに加えて外野手の守備能力が加わります。

肩と足が高いレベルで要求されます。

今年ポスティングでMLBへの移籍を決めたベイスターズの筒香嘉智選手に関しては早くも来季の起用はDHという報道がされています。

理由は守備が上手くない。

このように評価されているからです。

その選手がベイスターズではレフトのレギュラーでした。

筒香嘉智選手に関してはパリーグのチームへ移籍したらDHと言われていたので、狭い横浜スタジアムを本拠地にしていたからレフトのレギュラーを任せられていただけとも言えます。

ここまで長々と書いてきましたが野球場が狭いと野球という競技のレベルが低くなるというのが私の意見です。

東京ドームがオープンする前年、1987年のNPBのフランチャイズ球場を紹介します。

後楽園球場

神宮球場

所沢球場

川崎球場

横浜スタジアム

名古屋球場

藤井寺球場

大阪球場

甲子園(ラッキーゾーンあり)

西宮球場

広島球場

現在では考えらないくらいの狭い野球場だらけです。

当然ですが、この当時NPBとMLBでは大きなレベルの差がありました。

最大の理由のひとつが野球場が狭いことです。

打ちそこないどころか、外野フライが風に乗ってホームラン。このようなこともあった言われています。

当然ですが外野手に高い守備の能力は要求されませんでした。

へたくそでも外野手が務まっていたからです。

ところが現在はそうはいきません。

話をラッキーゾーンに戻します。

時間をかけてNPBはMLBと同レベルの高いプロ野球リーグに成長しました。

ところがラッキーゾーンを設置するという愚行は再びMLBとのレベルの差が広がることへつながる行為です。

野球ファンは高いレベルの野球を見たいのです。

ラッキーゾーンにより、打ちそこないのあたりがスタンドに入るのを見たいわけではありません。

このことをNPBの関係者はもっと考える必要があります。

とりあえず千葉と福岡のラッキーゾーンは撤去してください。

コメント

  1. 匿名 より:

    私も見ていていわゆるラッキーゾーンが福岡ドームに作られてから柳田のホームランもマツダのホームランも相当な数がいわゆるラッキーゾーンに飛び込んだもので本来だったらホームランじゃないのになと思うと腹が立ってきて面白みがなくなってきました。昨年のマツダのホームランでもラッキーゾーンへ飛び込んだホームラン何本あったんでしょうか?そもそもこの球場を小さくするというラッキーゾーンを作るというのは社長のごり押しなんでしょうか?選手会からの要望でしょうか?どういうプロセスで決められているんでしょうか?
    スポーツは数あれどハンドボールでもバレーボールでもサッカーでもテニスでもどの競技もどこの国で試合をしても国際規格で協議をするコートの広さは決まっているのに野球だけが球場の広いとファールゾーンのエリアも大きさが決まっていなくてこれでは国際大会もオリンピックも出来たもんじゃないと思う。

    • gavandynamic より:

      おっしゃる通り野球が面白くなくなっています。
      福岡ドームのラッキーゾーンはオーナーの孫正義の意向によるものです。
      ホームランが増えたほうが野球が面白いからというのが理由だそうです。野球を分かっていないオーナーの典型的な例です。
      https://twitfukuoka.com/?p=24850

      いっそのことラッキーゾーンを両翼70m、センター90mにすれば、もっと野球が楽しくなるのではないでしょうか?
      このような野球を分かっていないオーナーが日本のプロ野球を衰退させるというのが私の意見です。

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