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藤岡弘の事故は何故起こったのか?

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「仮面ライダー」の撮影中に藤岡弘(名称当時以下同)のオートバイの転倒事故が起こったのは第1話放送日1971年4月3日の前日の4月2日というのが一般的には定説になっています。ところが藤岡弘は第1話の放送を転院先の前田病院で見ています。

私はこの件について長い間疑問を持っていました。

理由はいつ転院したのか?

「仮面ライダー」第1話の放送前日に問題のオートバイ事故が起こっていたのであれば転院する時間がないからです。この件に関しては書籍等でもハッキリとした記述を見たこともありません。

この長年の疑問を解消してくれたのが下記リンクのサイトです。

考証学 21〜25

読んでいただければ理解できると思いますが問題の事故は3月末に起こっています。この件に関してここまで詳しく調べて書いたものは出版物にもありません。

それと「仮面ライダー」のクランクインは大河内ダムと言うのが定説になっていますが実際には1971年2月7日に生田スタジオでクランクインというのが事実のようです。

これに関しては下記リンクのサイトで詳しく書かれています。

考証学 11〜15

「仮面ライダー」の放送開始が1971年4月3日であるにも関わらず放送開始2ヶ月をきった状態で撮影が始まったのは当時、東映の労働組合がストライキを決行していたのが最大の理由です。新番組の放送が決まった。ところが東映の撮影所はストライキの関係で使えない。

そこで関係者が見つけたのが生田スタジオであることは有名な話です。

ただスタジオと称していますが実態は大きなプレハブ。これが現実だそうです。

当事このあたりは何もなく地主の方がスタジオと称する大きなプレハブを作って貸していたそうです。関係者がこのスタジオを発見したときスタジオに時代劇の脚本があったので実際に撮影をしていたことは間違いがないようです。

ただ生田スタジオで撮影を開始できるようにするまでにはかなりの労力があったと聞いています。

仮面ライダーはとにかくクランクインまでかなりの時間がかかったのが事実で、その為1971年2月7日にようやくクランクインに持ち込みました。

問題はクランクインからバイク事故まで藤岡弘には休みが無かったことです。これは事実関係を確認したわけではありませんが間違いがないと考えます。

藤岡弘は変身前の本郷猛を演じるだけでなく仮面ライダーの中に入っていました。旧1号編のDVDを先日見たのですが早朝から夜まで撮影していることがよくわかります。特に第1話は大河内ダムで蜘蛛男とのアクションシーンが撮影されていますが同時にアクション後、本郷猛が気を失っている緑川ルリ子を抱き抱え立花藤兵衛の車の後部座席に乗せるといったシーンも撮影されています。(ちなみに次のカットでは何故か助手席に乗っている)

大河内ダムでの撮影が早朝から行われいったい何時間撮影しているのか?

こう言いたくなります。

それだけではありません。毎日放送の地元大阪でのロケも行われています。

これに加えて藤岡弘は仮面ライダーの中にまで入っているのですから休むことができない状態です。当時、藤岡弘は20代ですが、これでは疲れが溜まるのも仕方ないことだと考えます。というよりも無茶苦茶なスケジュールで撮影をしていると言わざるを得ません。

ただ、「仮面ライダー」の撮影が始まってからバイク事故まで藤岡弘は自身が疲れていることを自覚していないと考えます。次から次へと撮影が進み休む暇もなく疲労は確実に溜まっていったと考えますが初めてのテレビ主演作で気合が入っていたのと、主役としての責任感さらに緊張から

疲れているが疲れを感じていない!

この状態になっていたと考えます。

身近な例で例えると徹夜明けの時、当然疲れているのですが何故か元気一杯。このような経験をされた方は珍しくないと考えます。これのとんでもなくひどい状態と考えれば分かると思います。

藤岡弘の事故時はこの疲れがとんでもなく溜まった状態だった。これが私の意見です。

事実、問題の事故は危険なスタントでもなんでもなくバイクで走行してカーブを曲がるだけの平凡なカットです。

この時の最大の怪我は左脚大腿部複雑骨折です。これ以外にも打撲、擦過傷等様々です。

藤岡弘はこの時ノーヘルです。しかし柔道の有段者であったため体が覚えていた受け身を咄嗟に取った関係でこの事故内容で済んだのだと考えます。

もし藤岡弘が柔道の経験者でなかった場合、死んでいたと私は考えます。

とりあえず藤岡弘の事故はただバイクを運転してカーブを曲がるだけ。これだけの内容です。それがこれだけの大事故になったのは疲労以外に考えられません。

これは上記していますが

次から次へと撮影が進み休む暇もなく疲労は確実に溜まっていったと考えますが初めてのテレビ主演作で気合が入っていたのと、主役としての責任感さらに緊張から「疲れているが疲れを感じていない!

この状態になっていたと考えます。

藤岡弘がこの状態で撮影を続けていたことは間違いがないと考えます。

これに関しては撮影側の配慮が足りなかったのが事実であると考えます。超過密スケジュールで休む暇もない状況です。「いかに藤岡弘を休ませるか?」これを考えるのが当然です。

ところが仮面ライダーはクランクインに入るまで大変な状況でした。

これが「いかに藤岡弘を休ませるか?」この発想を奪ったのではないでしょうか?

普通に考えれば仮面ライダーの中には入れず、その間だけでも休ませると言ったことをするのが当然です。それができなったのは切羽詰まった状態でクランクインをした。これが原因ではないでしょうか。

どちらにしろ休む間もなく過密スケジュールで撮影をした。これににより本人の自覚していない疲れが溜まっていた。これが藤岡弘の事故の最大の理由と考えます。

藤岡弘の事故は何故起こったのか?2

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コメント

  1. 匿名 より:

    >普通に考えれば仮面ライダーの中には入れず、その間だけでも休ませると言ったことをするのが当然です。

    本件において最も重要になるのは、この文言です。

    ですが、この時期における「普通」とはいったい何だったのかというのが私の最大の関心事です。
    日本における特撮ヒーローの元祖は、「月光仮面」や「快傑ハリマオ」などの顔を隠したヒーローですが、仮面ライダーとは決定的に異なる点があります。
    それは変身後の姿が「衣装」である月光仮面に対して、仮面ライダーは「甲冑」であるという点です。
    「衣装変更」と「甲冑装着」という大きな違いがあるはずなのですが、現場・ストーリー的にはいずれも「変身」という言葉で括られています。
    ゴジラやウルトラマンほどの大掛かりなものは「着ぐるみ」として扱われ、スーツアクターの安全は当時の基準で十分な対応がなされていましたが、
    「衣装改変」と「着ぐるみ」の中間ともいえる仮面ライダーの「変身」は、前者として扱われ十分な安全の確保がなされていなかったことが最大の問題点と言えるでしょう。
    もっと言えば当時の藤岡氏の酷使は、「変身ヒーロー撮影における普通」そのものだったと言えるかもしれません。

    おまけに仮面ライダーは月光仮面から引き継ぎ、バイクを駆るという演出上の危険を孕んでいたはずなのですが、この件は藤岡氏の事故まで誰も顧みることがなかったのです。

    はっきり言って、甲冑を着込んで、しかも仮面によって視界がさえぎられる中で時速数十キロのバイクに乗るなど、明確な危険行為と言えます。
    一文字ライダー以降の時代とは異なり、フルフェイスが一般的でなかったこの時代であれば猶更といえるでしょう。
    「平成ライダーはバイクに乗らなくなった」と言われて久しいですが、そもそもこの状態でバイクに乗るほうが「普通に考えれば」おかしいのです。

    これの状態での撮影事故は、製作スタッフによる人災と言わざるを得ません。

    • gavandynamic より:

      >ですが、この時期における「普通」とはいったい何だったのかというのが私の最大の関心事です。

      これは難しいテーマですね。
      まず日本で最初のヒーローは「月光仮面」ですが全身白タイツにターバンにマスク、サングラスこのデザインになったのは本人がいなくても撮影できるからです。
      要するに主役の大瀬康一がいなくても撮影ができるから全身が隠れるデザインになっているのです。当然ですが月光仮面を本人以外の方が演じていることも珍しくはなかったそうです。
      1958年に製作された番組でこの様なことが行われている事実を考えると「仮面ライダー」で藤岡弘がライダーの中に入ったことは不可解としか言えませんね。
      それと「月光仮面」が衣装であることに異論はありませんが「仮面ライダー」の甲冑はどうかと考えます。
      マスクはFRP製なのでこれはウルトラマンと同じです。
      ただスーツですが「仮面ライダー」は2号編までは革を使用していましたが新1号以降はジャージです。これはZXまで続きます。
      話が戻りますが「仮面ライダー」で藤岡弘がライダーの中に入った件ですが、ウルトラマン、ゴジラ等の作品では当時すでにスーツアクターの存在が確立していました。
      それに対し等身大ヒーロー作品ではスーツアクターの存在はまだ確立されていませんでした。と言うより藤岡弘の事故をきっかけに確立されたのが現実です。
      これは私の推測なのですが平山亨プロデューサーにスーツアクターの概念が無かったのではないでしょうか?
      同氏の関わった作品を調べてみると「悪魔くん」「仮面の忍者赤影」「キャプテンウルトラ」「柔道一直線」等、「仮面ライダー」以前は本人が演じなければならない作品しかありません。
      これが藤岡弘本人に仮面ライダーを演じさせるという発想に繋がったのではないかと考えます。

  2. 匿名 より:

    コメントありがとうございます。
    失礼、当方の言葉が足りず申し訳ありません。
    月光仮面にアクターがいたことを知りませんでした。自らの不勉強を恥じます。
    本稿において重要なのは「衣装or甲冑」なのではなく、「サングラスorフルフェイスの仮面」という点ですね。
    サングラスでバイクを運転することは決して難しくありませんが、フルフェイスかつ視界が遮られる「仮面」では危険極まります。
    そもそも藤岡氏はバイク事故によるものでありますが、本来は決して無茶なスタントをしているわけではありません。
    確か2号ライダーの時はトラックに飛び移るような無茶なスタントこそありましたが、旧1号ライダーにはそういった描写はなかったような気がします。
    そういえばFBIの犬こと、滝は生身スタントかつ生身バイクですが、決して危険なスタントをしている印象はありません。

    根本的な問題はアクターの体調や疲労よりも、「視界が遮られる仮面でバイクを駆る」という点についてです。
    当時の道路交通法に照らし合わせても危険運転扱いなのではないでしょうか?
    これを問題視せず、番組を続けたところが当時の「時代の流れ」であり、「普通」だったのでは?というのが私の主張です。

    なお、私が問題視するのは道路交通法と安全性の2点であり、その二つが十分にクリアされている平成以降ライダーについては問題ないと思っています。

    • gavandynamic より:

      まず仮面ライダーが専用バイクに乗るシーンは道路交通法違反です。
      理由は

      車検に通らないから

      バイクを車検に通す場合に必要なライトが付いていません。
      歴代仮面ライダーのバイクで車検が通るのはライダーマン。これは市販車をそのまま使用しているので問題はありません。
      続いてスーパー1のVジェットです。これはハーレーダビットソンの市販車を外観をほぼそのままで使用しているので車検は通ると思います。(事実確認はしていません)
      平成シリーズでのバイクを見ても車検に通りそうなものはありません。「仮面ラダーアギト」のG3が使用するガードチェイサーですら車検に通りません。これは警察が堂々と道路交通法違反をしていることになります。
      平成シリーズ初期の仮面ライダーは警察に撮影許可を申請して撮影をしていたそうです。
      「仮面ライダークウガ」では昼間都内の道路を走るシーンがあります。
      「仮面ライダーアギト」では明かに公道を走っているシーンがありますが早朝に撮影をしていることが丸わかりです。
      この時期までは撮影許可が降りていたのではないかと推測します。事実関係は東映と警察に問い合わせて確認しようと考えています。
      ただ1971年に始まった初期シリーズでは撮影許可は取っていないと考えます。
      無免許の佐々木剛が堂々と公道を走るシーンがあるのですから撮影許可を取るという発想すらなかったと考えます。
      時代がおおらかだったといえばそれまでですが。
      ヘルメットの着用義務が定められたのは1972年ですが(罰則規定は1975年から)1974年に放送開始の「仮面ライダーアマゾン」では主人公がノーヘルで堂々と乗っているシーンが放送されています。

      当時の道路交通法に照らし合わせても危険運転扱いなのではないでしょうか?
      これを問題視せず、番組を続けたところが当時の「時代の流れ」であり、「普通」だったのでは?

      これは全くその通りです。これ以外に考えようがありません。

      次に安全性ですが
      悪いです!
      1971年当時の仮面ライダーのマスクも現在の仮面ライダーのマスクも視界は非常に狭いのが現実です。
      スーツに関しては非常に進化していますがマスクは1971年当時も現在もFRPで制作されているので視界が悪いのが現実です。これはウルトラマン、戦隊シリーズも同様です。
      バイク走行時のマスクはアクション用に比べて視界を良くしている場合もありますが、それでもたかだか知れているのが現実です。
      昭和仮面ライダーではバイクアクションがありましたが今冷静に考えるとかなり危険なことをやっています。
      それと仮面ライダーのマスクは道路交通法のヘルメットには該当しません。確かに外側は硬いですが衝撃吸収の機能が無いのでヘルメットにはなりません。
      現在の仮面ライダーがバイクに乗らないと言われていますが撮影許可と安全性両方の理由で乗れなくなったのではないでしょうか?

  3. 匿名 より:

    いちおうは私もバイク乗りなので少し。

    サイクロン号のベースとなったスズキT20あるいはホンダ・RC166は250cc車なので車検の必要はありません。
    陸運局へ「構造変更申請」を出す必要がありますが、おそらくは車検を気にする必要はないでしょう。

    問題はスーパー1のVジェットやG3のガードチェイサーのほうで、これらはリッター越えの大型バイクなので車検の義務があります。

    ただ、よく考えてみるとこれらのマシンはサイドミラーやナンバープレートやウィンカーなどの保安部品が取り除かれているため、そもそも合法的に乗ることは難しいでしょうね。

    • gavandynamic より:

      コメントしていただきありがとうございます。
      昭和ライダー(1号〜ZX)まではSUZUKIの250ccを改造していたので(初期サイクロンとVジェットは別)車検は必要ないですね?
      私はバイクに乗らないので気が付きませんでした。(免許を取ろうと現在考えている)
      「仮面ライダー THE FIRST」で1号の乗ったバイクに憧れてカスタムをして、そのまま乗れないか考えたことがあるのですが車検を通すことができないと気が付き諦めたことがあります。

  4. いかあくま より:

    バイクの話題が出たところで、せっかくなのでハンドルネームを名乗らせていただきます。
    死神博士ことイカデビルが名前の由来です(笑)

    まぁそもそも保安部品なしのバイクは道交法違反なので、車検以前の問題という気もしますが。
    むしろ仮面ライダーBlackRXにおけるライドロンの改造費が気になりますね。。。
    バブル時代とはいえ、よくあそこまで製作費を積めたものですね。
    前番組のBlackでもバイクを2台も改造してましたし、バブル時代恐るべしですねぇ

    • gavandynamic より:

      イカデビルさん。
      これからもよろしくお願いします。

      しかし、よりによってライドロンかぁ〜

      1号、2号をリアルタイムで見ていた世代には黒歴史なんですが・・・

      • gavandynamic より:

        いかあくまさんでしたね、
        失礼しました。

      • いかあくま より:

        もし、BlackおよびRXを黒歴史とお考えなのであれば、ぜひとも考察をお伺いしたく存じます。

        • gavandynamic より:

          「Black」「Black RX」は黒歴史ではありません。
          黒歴史なのは

          ライドロン

          です。
          これに関してはブログに書こうと思います。

          • いかあくま より:

            私は車には疎いのですが、gavandynamic様の記事を楽しみにしております。

            そしてよく考えると、初代ライダー直撃世代からしてみると、Blackの時代は社会人でもおかしくないのですね……
            Black世代に換算すれば、アギトや龍騎に相当するようですね。
            (私は基本的に平成ライダーはほぼノータッチですが。)

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