伊藤さやかは80年代に活動をしていたミュージシャンです。
この方は元々がミュージシャン志望で音楽活動を希望して芸能事務所に所属をしたそうです。ところが事件が起こります。芸能プロの方にドラマのオーディションがあるから受けてみたらと勧められ軽い気持ちでオーディションを受けました。そうしたら主役に抜擢されたのです。
このドラマは「陽当たり良好」であだち充の原作漫画です。
問題なのは、このドラマが幸か不幸か大ヒット。主役の伊藤さやか演じる岸本かすみこと、かすみちゃんが朝、窓を開けて背伸びをして「陽当たり良好」というシーンはドラマの看板シーンになります。
当時、高校1年生だった私もこのシーンが大好きで、主役のかすみちゃんにどれだけ憧れたかしれません。かすみちゃんが恋人になれば後は何も要らないと思うくらい憧れました。
このドラマで相手役を務めていたのが竹本孝之演ずる高杉勇作ですが、どれほどうらやましかったことか?
当然ですが「陽当たり良好」はドラマで竹本孝之は相手役を演じていたにすぎませんが当時は本気で嫉妬していました。
話を本題の音楽活動に戻します。
伊藤さやかは本格的なロックをやりたかったのですが。芸能事務所が「かすみちゃんはこんなことはしない。」このように言っていた関係で自身が望む音楽活動ができなかったそうです。
要するに「陽当たり良好」がヒットし、かすみちゃんのイメージがついた伊藤さやかは本来やりたい音楽活動ができない状況になってしまったのです。
芸能事務所もビジネスなので所属タレントをいかに売るかが問題になります。ビジネスなので当然と言えば当然なのですが?
ただ、この状況を伊藤さやかは当時かなりジレンマを感じていたそうです。
これも当然と言えば当然です。
伊藤さやかのベスト盤CDを私は持っているのですが、音楽の方向性が定まっていないと正直感じます。
私がこのベスト盤CDを購入した最大の理由は「アナタとOVER-HEATシタイ」が聴きたかったからです。次に聴きたかったのは「nanpa No.1」が目的です。
「アナタとOVER-HEATシタイ」は歌場組の映像がYouTubeにありましたので貼っておきます。
この映像を見て当時憧れていた気持ちが蘇ってきました。
「アナタとOVER-HEATシタイ」は伊藤さやかが本来やりたい音楽の方向性の曲なのでしょうが当時はそれほどヒットしたとは言えないのではないでしょうか?
「nanpa No.1」も歌番組の映像がありましたので貼っておきます。
この映像を見て音楽を聴けば伊藤さやかがやりたっかった音楽がどのようなものかわかるのではないでしょうか?
ただ、この2曲は何と言っても、かすみちゃんの音楽には程遠いものがあります。
伊藤さやかの曲で最もヒットしたのはアニメ「さすがの猿飛」のOPで「恋の呪文はスキトキメキトキス」です。EDの「恋のB級アクション」がB面でした。(当時はレコード)
「恋の呪文はスキトキメキトキス」は本人がカバーした動画ありましたので貼っておきます。
この2曲はかすみちゃんのイメージにそった曲で上記していますが伊藤さやかの曲で最もヒットした曲です。
ちなみに、この曲は木村拓哉がファンなのだそうです。
事実SMAPの番組で伊藤さやかはこの曲を披露しています。
当然ではありますが木村拓哉は伊藤さやかのCDを持っているのでしょう?
もし持っていないのであれば買いましょう。このベスト盤CDには「恋の呪文はスキトキメキトキス」も収録されています。さらにTVサイズ版も収録されています。
木村拓哉がどの程度の収入があり、資産があるのかはわかりませんが、このCDを買う経済力は間違いなくあると考えます。さらにこのCDを聴くのは本格的なオーディオシステムで聴きましょう。ラジカセやミニコンポで聴くような野暮なことはやめましょう。
もし本格的なオーディオシステムを持っていないのであれば購入してでも聴きましょう。
きっと私に感謝することは間違いがないと考えます。
何にせよ伊藤さやかは自身が望む音楽活動がしたい。ところが事務所は「陽当たり良好」のかすみちゃん役で得た人気でビジネスがしたい。
このことはWikipediaには書かれていませんが当時の私の記憶ではそうなっています。
伊藤さやかは自身が望む音楽活動ができなくなった関係でかすみちゃんは忘れてしまいたい出来事になっていたようですが現在ではワダカマリも無くなっているようです。
私はどちらかと言いうと伊藤さやかが本来やりたかった音楽が好きなのですが、これはビジネスとしてはうまくいなかなったのが現実では無いでしょうか?
ただ、このベスト盤のCDを聴いていると全体的になんだかんだ言っていい音楽だと感じるよいうになっています。
伊藤さやかのファンでこのCDを持っていない方はぜひ買って聴いてみてください。
いい曲が多くありますので買って損はありません。