
東京少年の2回目になります。
東京少年解散後、ボーカルの笹野みちるはささのみちる名義でソロ活動を再開します。
私はこのニュースを歓迎しました。
ソロ活動の最初のアルバムは「ささのみちる」でした。
このアルバムはささのみちるの音楽生が発揮された非常にいいアルバムでした。
私は特に「彼女いたい!」がお気に入りでした。これは現在でもそうです。
私も気にっていました。
2枚目のアルバム「君と僕の合図」です。
これもささのみちるの良さが発揮されたアルバムでした。当然私も気に入っていました。
これは現在でもそうです。
このまま、ささのみちるのやりたい音楽を続けて欲しいと考えていました。
ところが事件が起こります。
前回も紹介した著書「カミングアウト」の出版です。
これは当時非常に話題になりマスコミでも大々的に報道されました。
何しろ日本の有名人で初めてレズビアンであることを公表したのです。
ただ、これも前回書いたことですが、この状況を私は快よく思っていませんでした。
理由は本業の音楽で話題になってほしいからです。
当然ヒット曲にも恵まれて欲しかったです。
さらに、この関係で、ささのみちるは自分のやりたい音楽ができなくなりました。
当時はレズビアンというとステレオタイプのイメージがベットリ付いていた時代です。
レズビアンであることを公表したことによりレコード会社からレズビアンのステレオタイプのイメージを押し付けられます。
これが、ささのみちるの音楽性を見事なまでに吹き飛ばします。
結果として、ささのみちる名義でのアルバム発売はセカンドアルバムで実質終了していると私は考えています。
私は、ささのみちる名義での音楽が気に入っていたのですが、よく覚えていませんがサードアルバムでは、ささのみちるの音楽はぶち壊し。
実質引退に追い込まれます。
たらればを言えばキリがないのでしょうがレズビアンであることを発表したのが結果として、ささのみちるの音楽生命を終わらせてしまったのではないでしょうか?
これだけのミュージシャンを引退に追い込んだ日本の音楽界には問題があるのではないでしょうか?
ささのみちるを引退に追い込んで残念としか言いようがありません。
一時は地元の京都で音楽活動を地道に続けていたようですが、現在はインディーレーベルでもアルバムの発表はありません。
ファンとしては残念の一言につきます。