「仮面ライダー」第7話でのジェットコースター上での藤岡弘(名称当時以下同)のアクションを紹介しましたが、この時の撮影ではバイクでのスタントも行っています。
以前コメントに書かれていた「仮面ライダー」放送当時の普通とは何か? これに関してはずっと書こうと考えていたので今回書こうと思います。 まずはっきりと言えるのは現在の感覚では異常ということです。というよりも当時の感覚でもか …
階段をバイクで駆け上がる藤岡弘
これは本編の画面ではありませんが第7話のOPに使用されている画面です。
当然のように藤岡弘本人が中に入っています。
この画面を見て「大したことではないではないか?」このように考えている方もいるかもしれません。私もこの第7話の検証をした時にそう思いました。
ジェットコースター上でのアクションに比べれば大したことはない。
このように感じた方も多いと思います。
このように感じた方は、はっきり言えば感覚がおかしくなっています。
子供向け番組のアクションではないですね。
昭和ライダーでこのような危険なアクションをやっていたことが現在でも続くシリーズの基礎になったのではないでしょうか?
仮面ライダー放送当時の普通とは何か? 3回目です。 旧1号編で藤岡弘(名称当時以下同)は危険なアクションを実践。大野剣友会と危険なアクションを展開しました。 2号編でも危険なシーンはあります。 第39話「怪人狼男の殺人第 …
バイク「三ない運動」が発令されたのは仮面ライダー世代がちょうど高校生になったころでしょうか。
やはり仮面ライダーが日本に与えた影響は大きかったのでしょう。
そして今の平成・令和ライダーがバイクに乗らない事も、ある意味では必然的なのだと痛感します。
「改造手術」「危険なバイク&アクション」「とんでもない量の火薬」は昭和ライダー三大特徴ですが、今日では同時に黒歴史と言えるかもしれません。
コメントありがとうございます。
まず「改造手術」ですが、この当時主人公が超人的な力を得るには改造人間という設定が現実的な課題だったと考えます。
さらに、この設定は原作に石ノ森章太郎が参加して加わったものであり、同氏の「サイボーグ009」からの影響であることも有名です。
この設定は現在では医療技術の進化に伴い現実的な設定ではなくなったため採用されなくなっています。事実「仮面ライダークウガ」は古代戦士クウガの能力を身につけた五大雄介が主人公です。
これ以前も「真・仮面ライダー序章」「仮面ライダーZO」「仮面ライダーJ」では全身を機械にされた改造人間ではなく遺伝子操作による改造人間になっています。
仮面ライダーが日本に与えた影響は大きいと言わざるを得ません。
仮面ライダーを見て育った世代が日本のオートバイのデザインに影響を与えたことは有名な話だと思います。
仮面ライダー放送当時はネイキッドタイプのバイクしかありませんでした。
1980年代以降レーサーレプリカの人気が高まったことも仮面ライダーとは無縁ではないと考えます。
さらにSUZUKIの刀も仮面ライダーの影響を受けているのではないでしょうか?
>「改造手術」「危険なバイク&アクション」「とんでもない量の火薬」
これがあった為「仮面ライダー」は人気番組になったのが現実です。
これに関しては現在では、このような番組は作れないのが現実です。
火薬を使った演出は2号ライダー編から始まっています。
その後、火薬を使用した爆発の演出ノウハウが蓄積され「仮面ライダーV3」で盛大に火薬を使用することになります。
これは主役の宮内洋が火薬を大量に使用するように製作側に強く言ったことも影響しています。
自身が初主役作品だった関係で火薬を使用すると「絵になる」関係でこのようにしたと本人も語っています。ただし「怖かった」と現在では正直な感想も述べています。
映画版で四国の無人島を盛大に爆破して島の地形が変わったことは有名なエピソードではないでしょうか。
当時、危険を顧みず、体を張って作品を作ったスタッフの熱意にはただ感心するのみとしか言えません。