以前コメントに書かれていた「仮面ライダー」放送当時の普通とは何か?
これに関してはずっと書こうと考えていたので今回書こうと思います。
まずはっきりと言えるのは現在の感覚では異常ということです。というよりも当時の感覚でもかなり問題があると言えるのではないでしょうか?
「仮面ライダー」第1話で仮面ライダーが初登場のシーンです。
当然ですが藤岡弘(名称当時以下同)本人が中に入っています。「変身前の主役本人をこんな所に立たせるなよ」こう言いたくなります。
これはまだマシな方です。
第7話「死神カメレオン 決斗けっとう!万博跡」のシーンです。
振り返るショッカー戦闘員
ジェットコースターのコース上に人が
本人です
このカットがあるのでカメラマンもコース上にいることになります
カメラマンも命懸けです
信じられませんがジェットコースター上でアクションが行われます
私には演じることのできないシーンです
当然ですがこれも私には演じることのできないシーンです
当たり前ですがカメラマンもコース上にいます
当然ですが今なら撮影許可下が降りるのか?
降りたとしても危険手当をかなり弾まないとなりません。
予算を考えると現在ではまず不可能な撮影です。
それ以前に私だったら絶対に断ります。
重要なことですが、これが特別なことではなく当たり前の事として行われているのです。
現在の常識で考えれば異常としか思えません。当時の感覚でも普通ではないと考えます。
「仮面ライダー」での致命的な大事故は藤岡弘のバイク事故ですが、遅かれ早かれ誰かが番組存続に関わる大事故を起こしていたのではないでしょうか?
これは頭がおかしいとしか言いようがないですね(誉め言葉)
この背景には、やはり大野剣友会という狂気の集団がかかわっていた事と無関係ではないでしょう。
V3からはアクションよりも火薬の量に頼るようになってしまいましたが、特に旧1号編はヤバいのばっかりですね。
トラックに飛び乗ったりしたのは2号編の初期だったかな?
2号編で高所や難地での格闘シーンが増えたと思っていましたが、やはり最初からこんな感じだったのですね。