伊藤詩織事件11

伊藤詩織事件の11回目です。

重要なことですので今回も書きますが私は山口敬之とは面識がありません。当然ですが山口敬之を擁護するためにこのようなブログを書いているわけではないということです。

伊藤詩織は留学費用が安く済む関係でドイツへ留学しています

「伊藤詩織事件9」で伊藤詩織がアメリカのニューヨークの生活が苦しい関係でイタリアのフィレンツェの大学で一学期分の単位取得を目指したことを書きました。

この部分についてさらに掘り下げて、これにスペインへ留学したときのこ問題も書いてみようと思います。

34頁(文庫38頁)

帰国した私は、まずほぼ学費のかからないいドイツの大学に行くことに決めた。その後、実際にドイツに向けて出発はしたが、だからと言って、アメリカでジャーナリズムを勉強することを諦めたわけではなかった。

今までみたいに、どうにか方法が見つけられるはずだと思っていた。アメリカの大学の学費は、取得する単位数で決まる。そこで、できるだけ学費のかからない別の国の学校で単位を集めて、希望するニューヨークの大学にあらかじめ単位を移行してから入学する、というのが、この時の私の作戦であった。

また、アラビア語の勉強もして、取材ができる範囲を広めたいと思った。当時、ドイツの大学では、英語で学べる授業の範囲には限りがあった、そんな時、スペインの大学で国際関係学を学びながらシリアに留学できる制度があると聞き、スペインの大学にも行ってみた。ちょうどその年にシリアの情勢が悪化し、結局シリアの学校行きは果たせなかったが、単位は順調にたまっていたし、スペイン語も身についた。

これに関してインターネットで調べてみました。

このサイトを読めば理解できますが、ドイツでは大学の学費は無料です。さらに学食が1食300円、住居費が水道光熱費インターネット込みで25000円だそうです。これを考えればドイツの大学へ留学するのは理解できます。

どうやってドイツの大学の入学許可を得たのか

ただ、これには疑問があります。伊藤詩織は中学を卒業してからドイツの大学に留学するまでの経緯を「ブラックボックス」27〜34頁(文庫31~38頁)に書いていますがドイツの大学の入学許可をどのようにして得たのかが書かれていません。

さらに「ブラックボックス」の記述では伊藤詩織はドイツの大学に直接入学しています。

ドイツの大学の入学試験を受けたということも考えられますが、この経緯を一切書いていないのは問題があるとしか言いようがありません。

問題はこれだけではありません。

ドイツの大学名が書かれていません。

本当にドイツの大学へ留学したのでしょうか?

伊藤詩織はアメリカの大学が認めてくれる単位を取得するためにドイツの大学へ留学しているのです。

ただし疑問もあります。

ドイツへ留学した場合、非常に費用が安いですが年間、約70万円かかります。それであれば伊藤詩織はどこが地元なのかは分かりませんが地元の国公立大学に進学すれば、より安い費用で済みます。

ただし、このケースは自宅から大学へ通うというのが条件です。

このブログでは伊藤詩織が自宅から地元の国公立大学へ通えるという前提で書き進めていきます。

何故地元の大学でアメリカの大学が認めてもらえる単位があるか調べていないのでしょうか?

ところが「ブラックボックス」を読む限りでは地元の大学へ進学するか、ドイツへ留学するか費用面で検討された形跡が一切ないのです。

伊藤詩織の学業の目標は最終的にニューヨークの大学へ編入し、ニューヨークの大学でジャーナリズムを専攻し修了、卒業することであって、ドイツの大学へ留学することではありません。そうであれば移行できる単位を地元の大学でどれだけ取得できるか調べるのが当然であると考えます。

この部分は単なる疑問なので問題ではありません。

スペインの大学へ留学した場合ドイツへの留学理由が否定されます

問題なのはスペインの大学に行っていると書いていることです。

34頁(文庫38頁)の記述ではドイツの大学からスペインの大学へ編入していることになります。

そうであればドイツの大学へ留学した動機が否定されます。

スペインの大学へ行った場合、学費は無料ではありません。生活も日本よりかは安く済みますが、それなりの費用がかかります。

まずほぼ学費のかからないいドイツの大学に行くことに決めた。

それでは何故スペインの大学へ編入したのですか?

これが問題になります。

これ以外にも問題があります。スペインの大学へ編入し、どれだけの期間スペインに滞在したのかは分かりませんが、スペインの大学へ行くには問題があります。

ビザです!

スペインで91日以上滞在するにはビザが必要です。

スペイン語も身についた

この記述があるのでスペインでの滞在は90日以内ではないと判断できます。最低でも半年はスペインに滞在していたと考えらえれます。

スペインのビザ取得に関しては下記リンクのスペイン大使館のサイトを参照してください。

スペイン大使館留学研究ビザ申請方法

伊藤詩織は下記の書類が必要です。

4.   滞在目的を証明する書類(原本とコピー1 部)スペイン語のみ

a) 留学の場合:公立の教育・科学機関或いは認可された私立機関において、勉学の為、登録を済ませているか、或いは入学を許可されていることを証明するもの。学位や修了証書の取得につながるコースであり、授業時 間数は週 20 時間以上であること。授業開始日と終了日、コースにかかる費用、授業時間数が明記されている こと。

6 経済能力を証明するものとして、日本からの往復の経費と月額 537.84 ユーロ相当額以上(宿泊費も含まれる)の スペインでの滞在費を支弁する能力を証する以下の書類。申請者が経済的に自立していない場合は、親または配 偶者の書類を提出し、その関係を戸籍謄本等の書類によって証明すること。(複数選択可):

a) 金融機関または郵便局が発行した残高証明書。発行日から 1 ヶ月以内のもの。日本語可。押印なきもの は不可。(原本のみ。)または、直近3か月の銀行口座の残高が記載された銀行通帳。貯蓄口座、普通 預金、定期預金等。名義人の氏名が記載されたページのコピーも提出のこと。(原本とコピー1 部)

まず重要なことですがドイツからスペインへ留学する場合、ビザはドイツのスペイン大使館で取得できます。

ただ、これらの申請書類を用意するには日本の家族に協力をしてもらい書類を揃える必要があります。

しかし伊藤詩織には下記の書類を用意することができません。

6 経済能力を証明するものとして、日本からの往復の経費と月額 537.84 ユーロ相当額以上(宿泊費も含まれる)の スペインでの滞在費を支弁する能力を証する以下の書類。申請者が経済的に自立していない場合は、親または配 偶者の書類を提出し、その関係を戸籍謄本等の書類によって証明すること。(複数選択可):

伊藤詩織はスペインのビザを発給するときに不正な書類を提出しているのです。

「ブラックボックス」で不可解なのはスペインのビザを取得したときのことが一切書かれていないことです。

書けないだけだと考えます。

さらに言えばスペインの大学の入学許可はどのようにして得たのでしょうか?

費用面で有利だった関係で伊藤詩織はドイツの大学に留学しているのです。ところがスペインの大学へ行くとドイツへ留学した理由がなくなります。さらにスペインのビザを発給するためには日本の家族に連絡をして協力をしてもらわなくてはならないのです。

これだけではありませんスペインの大学の入学許可をどうやって得たのでしょか?

さらにスペインの大学名も書いていません。

本当にスペインへの大学へ留学したのでしょうか?

このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

場合によっては

つづく!

伊藤詩織事件12へ続く

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