伊藤詩織事件34

伊藤詩織事件の34回目です。

何回も書いていますが、私は山口敬之とは面識はありません。当然ですが山口敬之を擁護するために、このようなブログを書いているわけではありません。

伊藤詩織の書いた「ブラックボックス」という本の読書感想文を書いているにすぎません。

今回も、この本の不可解・・・

というよりは伊藤詩織マジックについて書いています。

不可解な両親の反対

二年間、会社勤めをするメリットはありません。

40、41頁(文庫44、45頁)

 実家で私を待っていたのは、両親の大反対だった。インターンだけでは生活することができなかった私は、翻訳や通訳などのアルバイトも同時にしていた。日当は出るようになっていたが、やはり生活は厳しく、今後もアルバイトは続けなければならない。寝る時間も削って働く私の体を、両親は心配した。英語と日本語ができるからとの、外資系企業からの正社員契約の誘いを、何度か私が断っていることを両親は知っていた。

「せめて二年間、会社勤めをしなさい。フリーになるなら、それからでも間に合う」

この部分での両親の言葉も不可解としか言いようがありません。

伊藤詩織が外資系企業から正社員契約の誘いがあったとしても、この仕事はジャーナリストではありません。

これがジャーナリストであれば就職すればいいだけです。

当然ですがジャーナリスト以外の仕事になります。

伊藤詩織は1989年の生まれなので、この時点で26歳です。

2年間会社勤めをしたら28歳になります。

さらに2年間会社勤めをしてもこれがマスコミ関係でなければ退職後に一からジャーナリストを目指すことになるるのでフリーランスになったとしてもジャーナリストとしての仕事は入ってきません。

つまりジャーナリストになるという伊藤詩織の目標になんの役にも経たないどころか無駄に年齢を重ねるだけです。

メリットは一時的しろ安定した生活を送れるくらいでしょう。もしかしたらこれに貯金をすることも可能かと思います。

ただジャーナリスト志望の伊藤詩織にとってやるメリットがあるとは思えません。

この両親の言葉も伊藤詩織マジックでしょう!

何故フルタイムのインターンをしているのでしょうか?

週3回程度にしておけば寝る時間を削ってアルバイトをする必要はありません。

40頁(文庫44頁)

 翌年の二月から、私はトイター通信の日本支社、トムソン・ロイター・ジャパンとインターン契約を結んで働き始めた。仕事や仲間から学ぶことは多かったが、フルタイムでの労働で無給であったため、再度ワーク必要であった。

そもそも論ですが生活が苦しいのであればフルタイムでの無給のインターンをしなければいいのです。

週3回程度勤務のインターンをしていれば寝る時間を削ってアルバイトをする必要はありません。

お金がなくてアルバイトで生計を成り立たせなければならないにもかかわらずフルタイムのインターンをしていることが不可解なのです。

これも伊藤詩織マジックでしょう!

ロイターアジア本社との契約

ロイターアジア本社と契約をしたのであればジャーナリストとして自律した生活が送れるので反対される理由がありません。

40頁(文庫44頁)

 いっそフリーになった方がいいかもしれない。そう考え始めたところで、フルタイムのインターンを終え、継続して日当のもらえる契約を、シンガポールにあるロイターのアジア本社と結んだ。今後は自分の納得のゆく仕事をしながら道を切り拓いていこうと決心し、完全なフリーランスになると心に決め、久しぶりに実家へ戻った。

実家で私を待っていたのは、両親の大反対だった。

これは「伊藤詩織事件21」でも指摘していることですが伊藤詩織はインターンを終え、シンガポールにあるロイターアジア本社と有給の契約を結んでいます。

つまりジャーナリストして自律して、この時点で念願だったジャーナリストになっているのです。

それを何故両親が反対するのでしょうか?

外国で働くことを反対するのであれば理解できます。

しかし、そのようなことはしていません。

もっと言えばシンガポールのロイターアジア本社と契約をしたのが事実であればシンガポールの就労ビザも同社を通じて取得することになります。

伊藤詩織は寝る時間も削ってアルバイトをして生活をしているのです。当然このような生活を終了して経済的に自律して念願だったジャーナリストになれるのです。

再度書きますが何故これを両親が反対しているのでしょうか?

もっと言えば伊藤詩織は大学生活の費用をすべて自分で負担しているのです。両親がドイツ、スペイン、アメリカ、イタリア(これは明確な嘘)の留学費用を負担しているわけではありません。

伊藤詩織は大学生になってからは両親に経済的な負担はかけていないのです。(ただしニューヨークから帰国するときには経済的援助を受けている模様。)

反対をするのであればニューヨークでアルバイト三昧の生活をしていた時点で反対をするのが当然です。ところがこれをしていません。

この伊藤詩織の両親の反対も伊藤詩織マジックでしょう!

このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

まだまだネタはありますよ!

当然ですが

つづく!

伊藤詩織事件35へ続く

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