伊藤詩織事件の30回目です。
まだまだこのブログは続くようです。
これも「ブラックボックス」と言う名著あっての賜物です。
この「ブラックボックス」は文藝春秋より絶賛発売中です。
ぜひ購入して読まれてください。
今回も支離滅裂・・・・・
失礼・・・・
伊藤詩織マジック全開の内容でお送りいたします。
ビザの件で会ったのでしょうか?
42、43、44、45、46頁(文庫46、47、48、49、50頁)
履歴書とビザ
私は、最後に連絡を取ってから半年ぶりに、山口氏にメールを送った。二〇一五年三月二十五日のことだった。
「山口さん、
お久しぶりです。お元気ですか?
昨年は日本テレビでのインターンを紹介していただきありがとうございました。
学校でのラストスパートと並行して大変貴重な経験を培うことができました。
現在は東京のロイター通信でテレビニュース部のインターンをしております。
CNN東京からもインターンのオファーを頂いたりと、ニューヨークでの経験が大変役に立っております。
本当にありがとうございました。
大変感謝しております。
以前山口さんが、ワシントン支局であればいつでもインターンにおいでよといってくださったのですが、まだ有効ですか?笑
現在絶賛就活中なのですが、もしも現在空いているポジションなどがあったら教えていただきたいです。」(詩織=以下S)
山口氏からは、その日のうちにすぐに返信があった。
「インターンなら即採用だよ。
プロデューサー(有給)でも、詩織ちゃんが本気なら真剣に検討します。ぜひ連絡ください!」(山口=以下Y)2015-03-25 19:25
プロデューサーとは、自分でニュースのネタを見つけ、記者やカメラマンに指示しながら一定の枠のニュースを制作する仕事だ。インターンから始めようと思っていた私にとって、プロデューサーでの採用は、願ってもいないチャンスだった。ぜひプロデューサーに応募したい、とメールを送ると、すぐに返信が来た。
「本気みたいだね。
そしたらこっちも本気で検討します。
日本語で履歴書を作ってPDFかFaxで送ってください。
あとビザは持ってる?
新規プロデューサーという事にになると、採用やら待遇やら、TBSインターナショナル本社の決済をとらないとなりません。これにはかなりの時間がかかります。
あるいは、まずこっちに来てフリーランスとして契約して、しばらく仕事をしてもらいながら正式な採用に向かうという手もあります。このやり方なら私が決済できます。
どういうやり方がいいか、ちょっと考えてみます。」Y2015-03-25 22:17
履歴書を送ると、ほどなくして山口氏からメールが来た。
「履歴書受け取りました。ありがとう。
最大の関門はビザだね。TBSで支援する事も可能ですので、検討してみます。
ところで、ヤボ用で一時帰国する事になったんだけど、来週は東京にいますか?」Y 2015-03-28 17:31
「調べたら、支局スタッフとして雇用するために会社で支援をした実績はあるようです。
来週後半、空いている夜ある?」Y 2015-03-29 14:26
結局、次の金曜日に恵比寿で、時間は七時の待ち合わせ、ということになった。
「今売ってる週刊文春に僕の記事が掲載されているから読んでおいてね」山口氏は書いてきた。
四月三日金曜日
ビザにはいろいろな種類がある。プロデューサーなら、正式な就労ビザが必要だ。
金曜日は、四月三日だった。その日私は、奉納相撲の取材で靖国神社に出かけていた。
夕方六時四十分に取材を終えた私は、一度赤坂のロイターに戻って機材を置いてから、恵比寿へと出かけた。
仕事が押してしまい、約束から一時間遅れて駅に到着し、電話をすると、店までの道を説明するのが面倒だったのか、山口氏は駅まで迎えにきてくれていた。道すがら、今回は何のために帰国されたのですか、と聞くと、それは後で話す、と言った。
しかし、その話を後できちんと聞かされれた記憶はない。ただ、その後行った店で、「週刊文春」に掲載された記事のことで帰国したような発言は聞いた。
山口氏は、「店ですでに飲んでいるが、今日の目的はそこではない、予約したのは次に行く鮨屋だ」と言った。この辺りは生まれ育った土地で、帰国すると顔を出さなければならない店がたくさんある、ここは親父に初めて連れてきてもらった店なんだ、悪いけど少し付き合ってもらうよ、と。
ただ、あくまでも鮨屋が目的なので、この店ではあまり食べないように、とのことだった。
入ったのは、アットホームでフレンドリーな女将さんのいる小さな串焼き屋だった。これまでのパターンや今日の目的からして、当然誰か別のTBSの人が一人か二人同席するものと、私は勝手に解釈していた。「すでに飲んでいる」という言葉からも、数名と飲食をスタートさせているのだと思っていた。ところが、そこには誰もおらず、二人きりであるあることに内心驚いた。
ここは挨拶するだけだからと言いつつ、まったく何も頼まないわけにもいかなかったのだろうか、私には目の前に出された串焼きを五本ほど食べた。他に、もつ煮込みと叩ききゅうりがあり、ビールを二杯とワインを一~二杯飲んだ。小さなコップだったし、私はもともとお酒にはかなり強い方なので、酔いは回らなかった。
アメリカの就労ビザは雇用主が請願して発行されます。
TBSワシントン支局への採用が決まっていたのであれば事務手続きになります。
この部分の記述には、まだまだ疑問があります。
それは伊藤詩織と山口敬之がビザについて話をするために会ったことです。
アメリカの就労ビザの取得には雇用主または代理人が請願を行い、アメリカ移民局(USCIS)の許可をなければなりません。
伊藤詩織のアメリカでの雇用主はTBSワシントン支局です。正確にはTBSインターナショナルというTBSのアメリカ法人です。これはインターネットで調べれば簡単に解ります。
つまりTBSインターナショナルを通じて伊藤詩織はアメリカの就労ビザの取得をするのです。
これは以前も書きましたが事務手続きのレベルです。
日本で普通に暮らしている伊藤詩織がアメリカの就労ビザを持っていることはありません。
山口敬之は
44頁(文庫48頁)
最大の関門はビザだね。TBSで支援する事も可能ですので、検討してみます。
このようなメールを送ることはあり得ないのです。
もし山口敬之がこのようなメールを送ったのが事実であれば「ただのバカ」です。
同時にアメリカ留学を経験した伊藤詩織がビザの問題について話し合うという山口敬之のメールを信用したとすれば、これも「ただのバカ」です。
これも伊藤詩織マジックなのでしょう!
何故TBSニューヨーク支局長にメールを送っていないのでしょうか?
伊藤詩織は「ブラックボックス」でTBSニューヨク支局を支局長に案内をされています。
19、20頁(文庫23、24頁)
再会の時は意外と早くやってきた。まだ秋が終わらないうちに、ニューヨークを訪れた山口氏から連絡があったのだ。
「TBSのニューヨーク支局長とお昼を食べているんだけど、来ない?」
という誘いだった。学校の授業も丁度終わったところだった。喜んで、と二人のいる日本料理屋に行くと、二人はもう食べ終わるところだった。
私はすぐに出てくるデザートだけオーダーし、自己紹介を済ませた。その後、山口氏自身は用があるということで、TBSのニューヨーク支局まで一緒に行き、支局の人たちに挨拶すると立ち去った。それから私は支局長に内部を案内してもらった。
この記述があります。
伊藤詩織は山口敬之と会った年にTBSニューヨーク支局長を紹介されています。しかも、その方にTBSニューヨーク支局を案内されているのです。
そうなると疑問が出てきます。
二〇一五年三月に山口敬之に就職依頼のメールを送ったときに何故TBSニューヨーク支局長に対しメールを送らなかったのか?
この疑問です。
もし、TBSニューヨーク支局長が人事異動で他の部署に移動していたとしてもTBS社内では、かなり高い地位にいることに変わりはありませんから、この方にメールを送っていないことは疑問でしかありません。そうであれば何故、この方にメールを送っていないのか合理的な説明ができなければなりません。
履歴書をメールで送るのにPDFにする必要はありません
2度手間になります。
44頁(文庫47頁)
日本語で履歴書を作ってPDFかFaxで送ってください。
この記述にも疑問があります。
PDFで送るということはメールに添付して送るということになります。
そうであればWordでも構いません。
つまり
日本語で履歴書を作ってメールかFaxで送ってください。
この文章にならなければ不可解なのです。
Wordで履歴書を作ってPDFファイルに変換するのであれば、その手間がかかります。
伊藤詩織はもしかしたら現在でもWordではなく一太郎を使っているのでしょうか?
伊藤詩織はジャーナリスト志望というキャラクター設定です。そうであればWordの使用は必須です。ワープロソフトに関しては現在Wordが世界中で標準仕様になっています。
つまりWordで履歴書作ってメールを送れば山口敬之、TBSワシントン支局どちらでもWordファイルで履歴書を開くことが可能なのです。
これも伊藤詩織マジックなのでしょう!
ちなみに私は現在でもLotus Super Officeを使用しています。
このソフトはWindows10でも動きます。
靖国神社での奉納相撲は午後3時過ぎには終了しています
六時四十分まで取材をすることはできません。
45、46頁(文庫49頁)
金曜日は、四月三日だった。その日私は、奉納相撲の取材で靖国神社に出かけていた。
夕方六時四十分に取材を終えた私は、一度赤坂のロイターに戻って機材を置いてから、恵比寿へと出かけた。
仕事が押してしまい、約束から一時間遅れて駅に到着し、電話をすると、店までの道を説明するのが面倒だったのか、山口氏は駅まで迎えにきてくれていた。道すがら、今回は何のために帰国されたのですか、と聞くと、それは後で話す、と言った。
この記述に疑問があります。
二〇一五年四月三日に靖国神社で奉納相撲が行われたのは事実ですが終了は午後三時です。
正確な表現では午後三時に弓取式が行われて終了です。弓取式に関しては大相撲の本場所でも行われているので知っている方も多いと思いますが、たいした時間はかかりません。
奉納相撲が終了するのが午後三時であれば取材の終了も、ほぼ同じ時刻でなければ不可解です。
日本のスポーツメディアであれば力士のインタビュー等の取材があり時刻が遅くなる可能性もありますがロイターはイギリスのメディアです。
奉納相撲を紹介することはあっても突っ込んだ取材をする理由はありません。
インターネットで調べたのですがイギリスでは一般の方向けに大相撲の中継は行われていません。
夕方六時四十分に取材を終えた私は、一度赤坂のロイターに戻って機材を置いてから、恵比寿へと出かけた。
当然ですがこのような時間までイギリスの通信社であるロイターが取材をする理由がありません。六時四十分であれば、とっくに奉納相撲は終了しているのです。
取材対象がいなくなった靖国神社でどうやったらこのような時間まで取材が可能なのでしょうか?
これも伊藤詩織マジックなのでしょう!
山口敬之は伊藤詩織が約束の時間に1時間も遅れてきて何故これを不問にしたのか?
TBSワシントン支局での採用の話ではなく個人的な仕事の相談だった可能性が高いです。
この部分の記述にはまだ不可解なことがあります。
前回のブログにも書きましたが伊藤詩織は就職の件で山口敬之と会ったと「ブラックボックス」に書いています。
これを山口敬之の視点で考えてみました。
山口敬之は伊藤詩織の就職の面倒をみているのです。
それを約束の時間に一時間遅れたにもかかわらず。それを責めるどころか一切不問にして、駅まで迎えにいっています。
これはその方の性格ににもよりますが私であれば一発レッド「来なくてもいい。今回の話はなかったことにさせてもらいます。」これで終わらせています。
日本という国は時間厳守に非常に厳しい文化、習慣の国です。企業の採用担当の方も就職希望の方が時間を守らなかったら、それだけで評価を落とします。そのような国で約束の時間に一時間も遅れる。それも事故等の伊藤詩織が避けることのできないトラブルであれば理解できます。しかし、この一時間の遅刻は伊藤詩織の落ち度によるものです。
これを山口敬之は一切咎めていません。これはあり得ません。
伊藤詩織のTBSワシントン支局での採用は決まっていませんでした
「ブラックボックス」のこの部分に書かれていることを整理します。
①伊藤詩織はTBSワシントン支局に採用が決まっていた。
②二〇一五年四月三日、この件で伊藤詩織と山口敬之は会う約束をしていた。
③伊藤詩織は約束に時間に一時間も遅刻をした。
④伊藤詩織は勧められていないにもかかわらずお酒を飲んでいる。
①ですが伊藤詩織がそう書いているだけで、それは証明されていません。
それを証明する記述はありません。当然それを証明する書類等の掲載もありません。
さらに、この日、会うことを約束するメールすら「ブラックボックス」には掲載されていません。
②ですが会う約束をしたことは事実で間違いないと考えます。
しかし、採用の件であったのか?
これは上記していますが証明されていません。
③採用の件で一時間遅刻した。
これも上記していますが日本の文化、習慣を考えた場合、これを問題にしないことはあり得ません。
④この記述の部分には伊藤詩織はお酒を勧められたとは書いていません。
つまり伊藤詩織は自発的にお酒を飲んだのです。
この疑問を解消して合理的な説明をすると下記の内容になります。
伊藤詩織はTBSワシントン支局に採用など決まっていなかった。
会う約束は個人的な相談であった。その為夜、お酒を提供される場で山口敬之は会う約束をした。
同じく一時間も遅刻をしているにもかかわらず山口敬之は気にもしなった。
同じく伊藤詩織がお酒を飲んだことを山口敬之は気にしなかった。
こうなります。
反論のある方は事実関係を証明して反論をしていただくようお願いします。
このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。
まだまだネタはありますよ!
当然ですが
つづく!
伊藤詩織事件31へ続く
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