2.5軍設立

現在NPBで3軍を運営しているのはジャイアンツとホークスだけです。

この3軍に関しては他のNPBチームを興味を持っていると聞いています。

これに関してはなんと言ってもホークスが大きな成果を出しています。

千賀滉大選手は現在では日本代表のエースにまで育っていますが、2010年の育成ドラフト4巡目での指名です。

甲斐拓也選手はホークスの絶地的なレギュラーキャッチャーですが、こちらも2010年の育成ドラフト6巡目での指名です。

周東佑京選手は現在は盗塁のスペシャリストといったポジションですが、これからレギュラーを掴むことを期待されている有望選手です。こちらも2017年の育成ドラフト2巡目での指名です。

説明は不要とは思いますが、この3人の選手は去年の日本シリーズに出場している選手です。

ただ冷静に考えた場合、これらの選手は育成ドラフトでの指名ですのでホークスが指名しなければ今頃はサラリーマンをやっていた可能性があるのです。

この中でも特に千賀滉大選手の成功は大きいと考えます。

同選手は愛知県立蒲郡高等学校の出身です。

要するにドラゴンズの地元の高校出身なのです。

私からすれば千賀滉大をドラフトで指名しなかったドラゴンズのスカウトはどこに目をつけているのか?

こう言いたくなります。

ドラゴンズのスカウトは罰金ものと言っても問題がないでしょう?

これだけの成功例があるのですから他のチームが3軍を考えるのも当然かと思います。

3軍を運営した場合にかかる経費ですが選手の年俸が安いので私の推測ですが年間で2~3億円といったところでしょうか?

この金額であればドラフト1、2巡目の選手に支払われる契約金と変わりません。

NPBのチームであれば安い出費でしかありません。

それでは現在3軍を運営していない10チームが3軍を作ればホークスと同じような大きな効果が得られるでしょうか?

これに関しては上手く機能するチームとそうでないチームに分かれると考えています。

ホークスが成功した。だからうちのチームも3軍を作ろう。

このような安易な発想で3軍を作っても機能しなくてお金の無駄使いになるだけのチームも出てくると考えます。

いきなり3軍を作って上手くいくのか?

このように考えているチームは、とりあえず2.5軍を作ってみたらどうでしょうか?

2.5軍?

このように考える方も多くいると思います。

2.5軍は2軍でも出場機会に恵まれない選手でチームを構成して試合をすることです。

これであれば2.5軍の監督とコーチを採用すればすぐに始められます。

これに移動用のバスも必要ですが。

2.5軍の最大の目的は2軍の試合にも出られない選手に試合経験を積ませることです。

当然ですがベンチ入りは25人いなくても構いません。

15人もいれば十分と考えて行うべきです。

場合によっては13人でも構わない。

これくらいの柔軟な発想で行うべきです。

選手の人数が少ないのでDHは使用しない方が良いと考えます。

投手も打席に立たせて本格的に打たせればいいと私は考えます。

普段から投手を打席に立たせていたら打撃が良い、投手が駄目なら野手に転向させようと言った意見も出てくるのではないかと考えています。

DHに関しては、試合開始時にはDHを採用していても選手が足りなくなった場合はDHを解除して守備につかせる。

このようなやり方もありだと考えます。

それと人数が少ないので一度ベンチに引っ込んだ選手も再び試合に参加できる。このような形で試合をすれば良いと考えます。

公式戦ではないので、あらかじめ対戦相手に話をしておけばなんの問題もないと考えます。

これ以外にも投手がいなくなったら野手に投げさせる。

逆に野手が足りなくなったら投手に守備につかせる。

選手が足りなくなった場合、野手も本来のポジション以外を守らせる。

草野球ではないぞと言った意見もあるかと思いますが、2軍で試合に出られない選手に試合を経験させる。

さらにお金をかけずに、これを実現するには、この2.5軍は自分で言うのもなんですが良い考えではないでしょうか?

選手を育てるには試合経験を積ませることは必要不可欠です。

練習だけでは選手は育ちません。

現在のように2軍しかない状態だと試合に出られない選手が出てきます。

さらには2軍に調整のためにやってくる1軍選手もいます。

この場合1軍選手の出場を優先的におこなわくてはいけません。

これらを考えた場合、これからは3軍が必要だと考えます。

ただ、すぐに3軍を作ってもやっていけるのだろうか?

このように考えているチームはとりあえず2.5軍を運営してみてはいかがでしょう。

この2.5軍と言う方法であれば特に新たな資金を必要としませんし、始めようと思えばすぐに始められる方法です。

NPBの関係者でこのブログを読まれた方はぜひ検討してみてください。