伊藤詩織事件の45回目です。
ブログ読者の方々には感謝しかありません。
このブログがここまで長く最大の理由は「ブラックボックス」という素晴らしい書籍と読者の方々のおかげです。
まだまだ伊藤詩織マジックは続きます。
このブログはいつになったら終わるのでしょうか?。
「ブラックボックス」は文藝春秋より絶賛発売中です。
ぜひ購入して読んでください。
今回も荒唐無稽・・・・・
失礼・・・
伊藤詩織マジック全開の内容でお送りいたします。
気になる記述を見つけました
よく読んでください
28、29、30、31頁(文庫32、33、34、35頁)
人気のない飛行場に降ろされ、迎えに来てくれるはずの誰かを眠気に襲われながら待った。チューインガムなのか、床を拭くための洗剤なのかわからないが、やけに甘い香りの立ち込める、空港とは呼べないその飛行場の一角で、笑顔で迎えてくれた老婆を見た時は、ホッとしたことを覚えている。
最初に私を迎え入れてくれた家族は、移動式の家に住んでいた。トレーラーハウスと呼ばれるその家は、カンザスの何もないさら地にあった。とてもいい人たちで楽しかったが、同時に金銭的に裕福ではないだろう彼らが、どうして私のことをボランティアで受け入れてくれるのか、謎でしょうがなかった。
(中略)
「そこに血を残しなさい」
カンザスのこの小さな村でも、事件が起こることがあった。メキシコ移民の女の子がさらわれて殺された事件だった。そのニュースを聞いて、最初にお世話になったホストマザーから教わったことを思い出した。
「銃で脅されても車に乗っちゃダメ。そこで撃たれても逃げて。車に乗ったら最後。誰もあなたのことを探すことができないの。だから、そこに血を残しなさい。そうしたら、手がかりが残るから」
と、彼女は自分の娘たちと私に教えた。
カンザス留学での最初のホストファミリーは創作です
前回まで引用した部分を読み直したところ引っかかる記述がありました。
今回引用した部分を読んでください。
まず「ブラックボックス」に書かれている最初のホストファミリーは
老婆
ホストマザー
娘たち
最低でも4人はいます。
ホストファミリーはホームステイをする留学生のための個室を用意しなくてはなりません。ところが最初のホストファミリーはトレーラーハウスに住んでいます。4人家族でこの様な住宅環境では伊藤詩織に個室を用意できる環境にはありません。
当然ですがこれも創作です。
伊藤詩織マジックでしょう!
カンザス州の小さな村にメキシコ移民?
それと下記の記述が引っかかりました。
30、31頁(文庫34、35頁)
「そこに血を残しなさい」
カンザスのこの小さな村でも、事件が起こることがあった。メキシコ移民の女の子がさらわれて殺された事件だった。そのニュースを聞いて、最初にお世話になったホストマザーから教わったことを思い出した。
「銃で脅されても車に乗っちゃダメ。そこで撃たれても逃げて。車に乗ったら最後。誰もあなたのことを探すことができないの。だから、そこに血を残しなさい。そうしたら、手がかりが残るから」
と、彼女は自分の娘たちと私に教えた。
カンザス州はメキシコ移民の多い地域ではありません。メキシコからアメリカへ移民する最大の理由は経済的理由です。当然ですが経済力の強い地域へ住む場合が多いのが現実です。
ところがカンザス州は人口が約280万人です。最大の都市はウィタチで人口は38万人です。次いでオーバーランドパークの17万人、カンザスシティの14万5千人です。
要するに経済力の強い地域ではありません。
メキシコと国境を接している州はカリフォルニア州、アリゾナ州、ニューメキシコ州、テキサス州この4つの州です。
国境を接していてなおかつ経済的に強いのは圧倒的にカリフォルニア州です。アメリカ2番目の大都市ロサンゼルスがあります。当然ですがカリフォルニア州には合法、非合法を含めてメキシコ移民の方が多くいます。
カリフォルニア州以外でメキシコ移民が多いのがニューヨーク州、ニュージャージー州、イリノイ州、フロリダ州です。
ニューヨーク州はアメリカ最大の都市ニューヨーク市があります。
ニュージャージー州はニューヨーク市と隣接している地域です。
ちなみにNFLニューヨークジャイアンツ、ニューヨークジェッツはニュージャージー州にあります。日本でいえば東京ディズニーランドが千葉県浦安市にあるような感覚です。
イリノイ州はアメリカ3番目の都市シカゴのある州です。当然ですが経済的に強い地域です。ちなみにシカゴは1980年代まではアメリカで2番目の都市でした。
経済的に特別強いわけでもないがメキシコ移民が多いのがフロリダ州です。フロリダ州の人口は約190万人でアメリカで4番目に人口の多い州ですが都市規模を見た場合、特に経済的に強い地域ではありません。
ちなみにアメリカの州の人口ランキングは下記の通りです。
1 カリフォルニア州(372万人)
2 テキサス州(251万人)
3 ニューヨーク州(193万人)
4 フロリダ州(188万人)
フロリダ州最大の都市はジャクソンビルで82万人、次いでマイアミが44万人、タンパが38万人と都市規模としてはジャクソンビルを除けば中規模または小さい都市しかありません。
フロリダ州はスペインが統治していた歴史もあります。これに多くのキューバ難民が住んでいることも関係しているのでしょうがスペイン語を話す人口が多い州です。人口の16%がスペイン語を話します。
これに人口構成比でもヒスパニック系が16.4%です。
このような環境(ヒスパニック系が多く、スペイン語を話す人が多い)がある関係でメキシコ移民が多いと考えます。
ちなみにアメリカの都市人口ランキングは下記の通りです。
1 ニューヨーク(810万人)ニューヨーク州
2 ロサンゼルス(379万人)カリフォルニア州
3 シカゴ(269万人)イリノイ州
4 ヒューストン(200万人)テキサス州
5 フィラデルフィア(152万人)ペンシルベニア州
6 フェニックス(144万人)アリゾナ州
7 サンアントニオ(132万人)テキサス州
8 サンディエゴ(130万人)カリフォルニア州
9 ダラス(119万人)テキサス州
10サンノゼ(94万人)カリフォルニア州
メキシコからの移民の最大の理由は経済です
ここまで長々と書いてきましたがカンザス州の方には申し訳ありませんが要するにカンザス州は田舎なのです。当然ですが経済的に強い地域ではありません。
さらにメキシコからカンザス州に行くにはテキサス州、オクラホマ州を通過しなければなりません。
経済的、地理的両方の面でメキシコ移民の方が住む地域ではないのです。全くいないという訳ではありませんが非常に少ないのが現実です。
さらに伊藤詩織は留学先を
30頁(文庫34頁)
カンザスのこの小さな村でも、
このように書いています。
アメリカの田舎に行けば人口の白人比率が高くなります。伊藤詩織の留学先は「カンザスの小さな村」なので当然ですが白人の多い地域になります。
メキシコ移民の方の国籍はメキシコです
メキシコ移民の方はアメリカ人ではありません
メキシコ移民とメキシコ系アメリカ人を混同しない様にしましょう
30、31頁(文庫34頁)
メキシコ移民の女の子がさらわれて殺された事件だった。
このような地域でメキシコ移民の女の子がさらわれて殺される事件が発生する可能性は低いのが現実です。
女の子がさらわれる理由で1番多いのが性的な目的です。これが理由でさらわれたのであれば犯人は顔を見られているので殺す動機はあります。
2番目ですが身代金目的の誘拐です。しかし身代金目的でメキシコ移民の女の子をさらう理由がありません。
理由は上記しているようにカンザス州はメキシコ移民の多い地域ではありません。更にヒスパニック系の多い地域でもありません。このような地域にお金持ちのメキシコ移民の方が住む可能性は非常に低いのが現実です。それ以前にメキシコの方がアメリカに移民をしてくるのはお金がないからです。要するにお金持ちのメキシコ移民の方はいないのです。
絶対にこの様な方がいないとはいえませんが?
もしこれを読んでいる方がアメリカ旅行をして宝くじを買って、それが大当たりをしてお金持ちになってアメリカに移住したとします。
どのような場所に住むでしょうか?
アジア系の少ない地域に住みますか?
これは安全面の理由から絶対にありません。アジア系の少ない地域にアジア系のお金持ちが住めばそれだけで目立ってしまいます。当然安全面での問題が発生します。
住むとすればアジア系が多く住んでいる地域の高級住宅街、これが理想です。アジア系が少ない地域であっても最低でも高級住宅街に住むことは安全面で必須です。
アメリカは日本のようにお金持ちが中間層の住宅街に住むことが困難なのが現実です。
カンザス州の小さな村でメキシコ移民の女の子が殺されたら大ニュースです
理由はこのような事件は非常に珍しいからです
30、31頁(文庫34頁)
メキシコ移民の女の子がさらわれて殺された事件だった。
この事件が事実だとすれば身代金目的の誘拐ではありません。理由は上記している様にカンザス州の小さな村にはメキシコ移民のお金持ちが住んでいないからです。
身代金目的以外の理由でさらわれたことになります。
ただ上記していますがカンザス州の小さな村は白人比率が高いのが現実なのでメキシコ移民の女の子がさらわれて殺されたのが事実であれば地元では大ニュースになります。
伊藤詩織は自身の留学先を
30頁(文庫34頁)
カンザスのこの小さな村でも、
このように書いています。
しつこいようですが、このような田舎ではピスパニック系、メキシコ系の方が住んでいることはあってもメキシコ移民の方が住んでいる可能性は非常に低いのが現実です。上記していますがメキシコ移民の方の国籍はメキシコです。アメリカ人ではありません。
更にメキシコから移民してきても仕事がない、これにメキシコ系コミュニティもありません。これに加えてスペイン語が通じません。
カンザス州の小さな村では仕事もない、頼れる同胞もいない、これに加えて言葉が通じないのです。このようにメキシコ移民の方が住んでいる可能性は非常に低いのが現実です。
つまり「ブラックボックス」30、31頁(文庫34頁)に書かれている
カンザスのこの小さな村でも、事件が起こることがあった。メキシコ移民の女の子がさらわれて殺された事件だった。
これは伊藤詩織お得意の創作の可能性が高いです。
銃で撃たれたら終わりです
どうやって銃で撃たれて逃げることができるのでしょうか?
再度30、31頁(文庫34頁)
「そこに血を残しなさい」
カンザスのこの小さな村でも、事件が起こることがあった。メキシコ移民の女の子がさらわれて殺された事件だった。そのニュースを聞いて、最初にお世話になったホストマザーから教わったことを思い出した。
「銃で脅されても車に乗っちゃダメ。そこで撃たれても逃げて。車に乗ったら最後。誰もあなたのことを探すことができないの。だから、そこに血を残しなさい。そうしたら、手がかりが残るから」
と、彼女は自分の娘たちと私に教えた。
このようなことを教えることはありません。
理由は銃を突き付けられたら抵抗することはできません。逃げることは不可能だからです。
31頁(文庫35頁)
そこで撃たれても逃げて。
こうありますが、撃たれてどうやって逃げることが可能なのでしょうか?
致命傷にならなくても動くことは非常に困難な状態になります。当然ですが逃げることはほぼ不可能です。
しつこいようですが銃を突き付けられたら抵抗は不可能です。
このようなことを教える方はいません。教えるとしたら危険を回避する方法です。
「危険な地域はどこか?」そこには近づくな。
昼間は安全でも夜になると危険な場所もあります。当然ですが夜にそこには近づくな。
このような危険を回避することを教えることはあっても
31頁(文庫34頁)
「銃で脅されても車に乗っちゃダメ。そこで撃たれても逃げて。車に乗ったら最後。誰もあなたのことを探すことができないの。だから、そこに血を残しなさい。そうしたら、手がかりが残るから」
このようなことを教えるバカはアメリカにはいません。
これを留学生の伊藤詩織に教えるだけでもバカげているのに最初のホストマザーは
31頁(文庫35頁)
と、彼女は自分の娘たちと私に教えた。
アメリカのカンザス州の田舎に住んでいる自分の娘にも教えているのだそうです。
しつこいようですが銃を突き付けられたら抵抗は不可能です。
血を残さなくても手がかりは残せます
ついでですが31頁(文庫35頁)
だから、そこに血を残しなさい。そうしたら、手がかりが残るから
血を残さなくても手がかりは残ります。
血を残さなければ手がかりを掴めないほどカンザス州の警察は間抜けなのでしょうか?
更に銃で撃たれて血を流した場合、出血多量で死にいたる可能性が高いです。
要するに撃たれた時点で終わりなのです。
当然ですがこのようなことを教えるバカはアメリカにはいません。
これも伊藤詩織マジックなのでしょう!
このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。
まだまだネタはありますよ!
当然ですが
つづく!
伊藤詩織事件46へ続く
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