仮面ライダーBLACK RXでのリボルケインに関する考察

1988年に放送された「仮面ライダーBLACK RX」について書いてみたいと思います。

これは以前のブログ「仮面ライダーBlack RXでのライドロンは黒歴史です」

これにも書いていますが私はこの作品をほとんど見ていません。

前作「仮面ライダーBLACK」はビデオに全話録画するほど気合を入れて見ていたのですが、しかもベータマックスで。

はっきり言えばデザインが・・・・

ただ放送時間に自宅にいた時は、それなりに見てはいました。

それでリボルケインでRXがフィニッシュを決めたのを見た瞬間

ブチ切れました。

怒りの電流がほとばしりました。

1号、2号をリアルタイムで見ていた世代の人間にとって

仮面ライダーが武器を使って敵を倒すとは何事だあああああ!!!!

これが本音です。今改めてこのような子供向け特撮番組についてのブログを書いていて認識させられるのが児童層の時代にリアルタイムで見ていた番組に対する視聴者の思い入れの強さ、影響力の強さです。

私のブログにコメントしていただいた方は「仮面ライダーBLACK」「仮面ライダーBLACK RX」をリアルタイムで見ていた方です。

そのような方達にとって「仮面ライダーBLACK RX」は非常に魅力的な作品なのだなと認識させられました。

私がブチ切れたリボルケインですが今冷静に考えてみると、これは時代の流れであり。この武器の登場は必然的であったのはではないでしょうか?

同作は1988年放送です。

東映の特撮作品は1982年に偉大なヒーローを生み出します「宇宙刑事ギャバン」です。

この時期、東映が制作していた特撮番組は「戦隊シリーズ」だけでした。「ロボット8ちゃん」も放送されていましたがヒーロー番組ではないので除外させていただきます。

そこに万を期して登場させたのが「宇宙刑事ギャバン」なのです。

この1980年代は東映だけでなく特撮番組冬の時代と呼ばれています。

1979年視聴者から強い要望を受けて制作された「仮面ライダー」(スカイライダー)が視聴率で苦戦します。そのため路線変更をして歴代ライダーの客演が頻繁に行われるようになりました。

さらに主役のスカイライダーのデザインも変更。空を飛ぶセイリングジャンプも使用されなくなります。これは当時の特撮技術では思うような映像が撮影できないことも理由のひとつです。

スカイライダーの視聴率が伸び悩んだ理由のひとつが原点回帰をしたことだといわれています。

旧1号ライダーを意識したデザイン、作風が視聴者である児童層に受けなかったといわれています。

これに対し次作の「仮面ライダースーパー1」は視聴率が伸びています。

これは今までになかったメカニックを重視した新しいタイプの仮面ライダーを登場させたことが大きといわれています。

ただそれをいったらなぜ「仮面ライダーX」で視聴率が下がったのか?

こう言いたくなります。

これは子供番組とはいえ番組を成功させることがどれだけ難しいか?

これを示すエピソードといってもいいでしょう。

この時代はウルトラマンも苦戦をしています1979年にアニメーション作品「ザ☆ウルトラマン」を放送しています。この作品をアニメーションにしたのは当時の特撮技術では不可能な演出を可能にするためと言われています。

ちなみに制作をしたのは「機動戦士ガンダム」のサンライズです。

この作品の評判が良く。当然のようにTBSには実写でのウルトラマンの放送を要望する意見が寄せらるようになります。それで制作されたのが「ウルトラマン80」です。

ただ同作は視聴率も良くなく。さらにこの作品の失敗をめぐってTBSと円谷プロが対立することとになります。その関係で1996年の「ウルトラマンティガ」まで16年もの空白期間ができます。

とにかくこの時期はお金もかかり視聴率も取れない、さらにはオモチャも売れない特撮番組の制作に逆風が吹いていたのが現実です。

この特撮番組冬の時代を打ち破ったのが「宇宙刑事ギャバン」なのです。

この作品には説明不要と思われますが刀状の武器レザーブレードが登場します。

必殺技はギャバンダイナミックです。

これはシリーズ「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」でも同様の武器、必殺技が継承されます。

これは私の推測ですがレーザーブレードの元ネタは「機動戦士ガンダム」のビームサーベルであると考えます。

さらに「機動戦士ガンダム」のビームサーベルの元ネタは映画「スターウォーズ」のライトセイバーで間違いがないと考えます。

さらに「スターウォーズ」のライトセイバーの元ネタは黒澤明の時代劇で間違いがないと考えます。

事実「七人の侍」は世界中の映画関係者に強い影響を与えています。ハリウッドで制作された「荒野の七人」は「七人の侍」のリメイク作品です。リメイクされているくらいなので「七人の侍」は公開当時ハリウッドの映画関係者に強い影響を与えています。

当然ですが映像作品における刀状の武器を使用したアクションの本家本元は日本の時代劇ということになります。(海外でも刀状の武器を使用したアクション映画、ドラマはありますが、日本の時代劇はその中でも作品数の数が桁違いに多いのが現実です。)

この流れで「宇宙刑事ギャバン」でレーザーブレードが登場したと推測できます。

さらに「宇宙刑事ギャバン」はヒットし「宇宙刑事シャリバン」「宇宙刑事シャイダー」とシリーズ化され、これも当然ですがヒットしています。

「仮面ライダーBLACK」の最大の特徴は原点回帰をしていることです。これはスカイライダーで1度失敗をしたにも関わらず敢えてこの課題に挑んでいます。さらにこの作品は成功しています。

事実「仮面ライダーBLACK」の第1話は「仮面ライダー」の」第1話のリメイクです。

疑われる方もいると思いますが現在YouTubeで公開されているので「仮面ライダーBLACK」と「仮面ライダー」の第1話を見てみてください。

このブログに書いていることが事実であることが理解できると考えます。

「仮面ライダーBLACK」が成功したことで続編の「仮面ライダーBLACK RX」の制作が決定します。

ただ続編とはいえ「仮面ライダーBLACK」が原点回帰したことに対し「仮面ライダーBLACK RX」は新しい仮面ライダーを創ろうという野心作でもあります。

仮面ライダー史上初の連続主役。

仮面ライダー史上初のフォームチェンジ。

仮面ライダー史上初の専用武器でのフィニッシュ。

仮面ライダー史上初の専用自動車の登場(これは黒歴)

「仮面ライダーBLACK RX」で採用された演出が平成仮面ライダーのフォーマットになっているといってもいいでしょう。

これで登場したのがリボルケインです。

上記していますが刀状の武器のルーツをたどれば日本の時代劇にたどり着きます。

それが時代を経て本家本元の日本の特撮作品「宇宙刑事ギャバン」に登場。

その流れで「仮面ライダーBLACK RX」でリボルケインが登場したことは間違いがないでしょう。

さらに言えば1971年当時の特撮技術では発光する刀状の武器を持つことはできなかったと考えます。事実ウルトラマンシリーズでもこの時代には同状の武器、技は登場していません。(ウルトラセブンのアイスラッガーが発光していますがレザーブレード、リボルケインのような発光状態とは映像の質感が違います。)

ついでですが「仮面ライダー」は予算が少なく、このためウルトラマンのようなビーム技が使えなかったことは皆さんご存知でしょう。

ここまで書いてきたようにリボルケインは先祖帰りであり、ようやく仮面ライダーも刀状の武器を持てるようになった特撮作品における歴史的な出来事と言ってもいいでしょう。