伊藤詩織事件7

伊藤詩織事件の7回目を書いてみました。

重要なことですので今回も書きますが私は山口敬之とは面識がありません。当然ですが山口敬之を擁護するためにこのようなブログを書いているわけではないということです。

警察は被害者に捜査情報の提供はしません

これが事実であれば警察内で問題になります

ブラックボックスの不可解な記述はまだまだ続きます。

202、203頁(文庫204、205頁)

 検察審査会に申し立てをすると決めてから、証拠開示請求を済ませた。検察の持っている証拠を開示してもらう作業だ。被害者であればこの権利が得られる。

 何も出してこないのではないか。あるいは、出てきてもすべて黒塗りの書類なのではないかと、期待はしていなかったが、数ヶ月後に開示された証拠を見て、先生方が驚いていた。不起訴にしては多くの証拠を出してもらえた、と。

 また、自分でも出来る限り証拠や証言を集めた。これには時間を要したが、これでようやく準備ができた。

 高輪署から事件が移った後、警視庁で私は、さらに捜査を深めるために、これからタクシー運転手や他の証言者たちに会う、と説明された。

 その後、どのように調書が書き直されたのかは謎が残るままだった。

 検察審査会の準備にあたり、私はタクシー会社と運転手を探し当て、彼の運転するタクシーに乗り、話を聞いた。

この部分で疑問に感じるのが202頁(文庫205頁)

 高輪署から事件が移った後、警視庁で私は、さらに捜査を深めるために、これからタクシー運転手や他の証言者たちに会う、と説明された。

すでに多くの方がインターネットで指摘していますが警察は被害者に対して捜査情報の提供は一切しません。高輪署捜査員Aと言い捜査一課と言い「ブラックボックス」の内容が事実であれば警察内で問題になる行為です。

2021年2月22日に警視庁高輪署の刑事課に電話をしたのですが捜査情報の提供はしないと言われました。

事件から2年後に素人がどうやって問題のタクシー運転手を探し出せたのでしょうか?

続いての問題は

203頁(文庫206頁)

 検察審査会の準備にあたり、私はタクシー会社と運転手を探し当て、彼の運転するタクシーに乗り、話を聞いた。

東京都内に何台のタクシーが走っているのでしょうか?

その中から素人が問題のタクシー会社と運転手を探し当てることができるのでしょうか?

これが事実であれば、どのようにして探し当てたのか説明をする必要があると考えます。

なぜ調書が書き直されるのでしょうか?

続いては203頁(文庫206頁)

 その後、どのように調書が書き直されたのかは謎が残るままだった。

高輪署から捜査一課へ事件が移って何故、調書が書き直されるのでしょうか?

高輪署の調書をそのまま使えばいいだけです。なんと言っても高輪署は山口敬之の逮捕状の発行まで捜査を進めていたのですから当然です。

そもそも事件が捜査一課へ移ったからといって調書が書き直されるという発想は何処から出ているのでしょうか?

この事件は捜査一課へ移る事件ではありません

警視庁捜査一課へ問い合わせをしています

それとこれは一般論ですが、このように高輪署が逮捕状を発行するところまで捜査を進めた事件が捜査一課へ移ることはありません。これは2021年2月22日に警視庁捜査一課へ電話で問い合わせをして確認しています。

このようなケースの場合、高輪署と捜査一課が合同で捜査をすることはあっても捜査一課が単独で捜査をすることはありません。「ブラックボックス」にあるように捜査一課が単独で捜査をしたのが事実であれば、これは非常に珍しい事例になるそうです。

これが事実であれば当時の捜査一課の方達が覚えていなければなりません。

マスコミ、ジャーナリストの怠慢

「ブラックボックス」が出版された2017年10月に何故マスコミ、ジャーナリストはこの当時の捜査一課の方達にこの内容が事実なのか確認をしていないのでしょうか?

理由は事実関係も確認しないで伊藤詩織の言い分を正しいと一方的に報道しているからです。警視庁には記者クラブがあるので調べることに大した労力は必要ありません。

これは私個人の意見なので事実に反している可能性もありますが「どの様な事件であれ報道する立場の人間は事実関係の確認をする責任がある。」これが常識だと私は考えます。

所詮マスコミ、ジャーナリストと称する連中は非常識な連中なのでしょう。

この当時捜査一課に勤務してた刑事の方達は調べればわかります。

もし必要があれば私がやりましょうか?

証拠開示請求の疑問

証拠開示請求をしても原則無回答です

この部分でもっと問題なのは下記の記述です。202頁(文庫304頁)

 検察審査会に申し立てをすると決めてから、証拠開示請求を済ませた。検察の持っている証拠を開示してもらう作業だ。被害者であればこの権利が得られる。

この制度があるのは事実ですが開示される証拠は開示しても差し支えのない客観的なもの、要するにごく一部の例外的なものだけが開示されるだけです。

この場合、警察が集めた目撃者証言、証拠等は一切開示されません。

当然ですがタクシー運転手、ホテルのボーイ、フロントの方の証言は開示されません。当然これ以外にも事件を目撃した方(ホテルに連れ込まれるのを見た方)の証言、物的証拠等は開示されません。

202頁(文庫204頁)の記述は創作です

つまり202頁(文庫204頁)あるような

 何も出してこないのではないか。あるいは、出てきてもすべて黒塗りの書類なのではないかと、期待はしていなかったが、数ヶ月後に開示された証拠を見て、先生方が驚いていた。不起訴にしては多くの証拠を出してもらえた、と。

これはないのです。

書類自体が出されることがないので、当然ですが黒塗りの書類が提出されることは100%ありません。

つまりこの記述は創作です。

これは2021年2月22日に東京地方検察庁に電話で確認をしました。

ちなみにこの東京地方検察庁に電話をした時「この事件で捜査一課が単独で捜査したのかどうか?」「事件の記録の閲覧が出来ませんか?」この質問には事件関係者以外には一切閲覧ができないと言われました。

このようなありもしない芝居に付き合う先生方がいたら、そちらの方が話題になります。

伊藤詩織は先生方と抽象的な書き方をしないではっきりとこの方達の名前を公表する必要があります。そうなった場合、この先生方に開示された証拠を見せてもらおうと考えています。

できないでしょ?

重要なことですので、このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

場合によっては

つづく!

伊藤詩織事件8へ続く

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