伊藤詩織事件14

伊藤詩織事件の14回目です。

重要なことですので今回も書きますが私は山口敬之とは面識がありません。当然ですが山口敬之を擁護するためにこのようなブログを書いているわけではないということです。

イタリア留学に関する問題

2013年当時はイタリア文化会館を通さないとイタリアの大学へは留学できませんでした

以前のブログでも書いたのですが伊藤詩織のイタリアへの留学についてさらに調べました。

これは以前私のTwitterアカウントに「日本人がイタリアに留学するにはイタリア文化会館を通さなければ留学ができない」という内容をツイートした方がいたからです。

下記リンクで確認ができます。

https://twitter.com/casumitalia/status/1384863767985524738?s=20

それで、この件について調べました。

イタリア文化会館はイタリアの政府機関です

まず東京のイタリア文化会館のサイトにアクセスしました。

この組織はイタリアの政府機関です。

同サイトの右上にある「お問い合わせ」のボタンをクリックすると下記サイトが表示されます。

このサイトに下記の記述があります。

メールによるお問い合わせ

※携帯電話アドレスをメールアドレス欄にご記入される際のお願い。

最近、当館メールアドレスcorsi.iictokyo@esteri.itからの返信メールが「なりすましメール」などと判断され、携帯電話の端末には届かなかったという事態が多発しております。

重要なのはcorsi.iictokyo@esteri.itこのメールアドレスです。

esteri.it

このドメインはイタリア大使館のドメインです。

このドメインでイタリアの政府機関であることは確認できます。

伊藤詩織がイタリアへ留学するには一度日本に帰国しなければなりません

イタリアのビザも日本のイタリア大使館でしか取得できませんでした。

イタリアの大学へ留学をする場合の一般的な手続きの方法は下記リンクのサイトで確認できます。

私はイタリア文化会館に

そちらを通さなければ日本人はイタリアの大学へ留学できないのでしょうか?

電話でこの質問をしたところ現在(2021年)はそうではないが以前はイタリア文化会館を通さなければ留学はできなかったとの回答を得ました。これは2013年当時もそうであったと答えられました。

つまり伊藤詩織が2013年にイタリアの大学へ留学しようとした場合、一度日本に戻ってイタリア文化会館に申し込みをしなければイタリアの大学へ留学はできなかったのです。

当然ですがビザの取得も日本のイタリア大使館でしなければならなかったのです。

20頁(文庫24頁)

ほどなくして私は、ニューヨークでそのまま学業を続けるのが厳しい状況になった。バイトは掛け持ちしていたが生活は苦しく、給付される奨学金は、学費は全てカバーできる金額ではなかった。そこに生活費も加わり、学校を卒業する予定の年には貯金もそこをついてしまった。そこで学費、生活費が比較的安いヨーロッパの大学で、一学期分の単位をとることにした。

私の取らなければならないクラスなどを考慮した結果、イタリア、フィレンツェの大学で半年間学べることがわかった。そこでなら、学業を続けながら生活することができそうだった。同棲しているパートナーを説得するのは大変だったが、渋々納得してくれた。

要するにこれは嘘です。

続いてメールで2013年当時、1月にイタリアの大学へ留学申し込みをしてイタリアの大学の後期から留学は可能だったのか問い合わせました。

そうしたところ2013年当時これは可能でした。

イタリアの大学に半年間で単位取得ができる留学コースはありません。

ただし「単科コース」と「PhD」と呼ばれるコースの2つだけでした。

単科コース

このサイトを読めば理解できますが、このコースでは単位取得はできません。

PhD

これもサイトを読めば理解できますが単位の取得はできます。しかし、これは半年間だけの留学というコースは存在しません。

つまり20頁(文庫24頁)にあるように大学の後期だけイタリアに単位取得を目的とした留学はイタリアにそのような留学コースがないのでできないのです。

要するに20頁(文庫24頁)の記述は

真っ赤な嘘

ということです。

このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

まだまだネタはありますよ!

当然ですが

つづく!

伊藤詩織事件15へ続く

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