伊藤詩織事件17

伊藤詩織事件17です。

前回、前々回と伊藤詩織のホテルへの運搬方法を検証しましたが今回は山口敬之がホテルの部屋へ入るまでを検証しようと考えます。

重要なことですので今回も書きますが私は山口敬之とは面識がありません。当然ですが山口敬之を擁護するためにこのようなブログを書いているわけではないということです。

山口敬之が意識のない伊藤詩織をホテルに運ぶ事は不可能です

前回、前々回で書いていますが「ブラックボックス」の内容で山口敬之が意識のない伊藤詩織を運ぶことは不可能です。

これに関しては完全かつ明白な嘘です。

さらに、運搬方法の問題に目を瞑って伊藤詩織が意識を失っていて山口敬之がホテルへ連れ込んだと仮定して考えてみます。

ところがこれでもできません。

205頁(文庫207頁)

・男性は女性の体をドア側に引き寄せようとしたがうまく行かず、いったん降りてカバンを外に置き、女性の脇に肩を入れて引きずり出すように車から降ろした。

・女性は、男性に抱きかかえられるような感じでホテルに入って行った。その時はホテルのボーイさんもいて心配そうに見ていた

79、80頁(文庫82、83頁)

 確認した映像には、タクシーから降りる山口氏の姿が映っていた。しばらくそこに立っていた山口氏は、やがて上半身を後部座席に入れて私を引きずり出した。そして、歩くこともできず抱えられて運ばれる私の姿を、ホテルのベルボーイが立ったまま見ていた。

記憶にはない自分の姿に、私は鳥肌が立ち、吐き気に襲われた。怖かった。

(中略)

その後、高輪署でもう一度、確認のためにこのビデオを見なければならなくなった。怖くてもう一度見る自信がなかったので、Kにお願いして、一緒に来てもらった。「取調室には一緒に入れません」と再三言われたにもかかわらず、「何も口を出さないので」と強く言って、彼女は同席してくれた。彼女もまた、今まで見たことがないほどぐったりして抱えられていく私の映像に戦慄し、吐き気を催したそうだ。

入口のカメラの次は、ホテルのロビーを横切る映像になる。山口氏に抱えられた私は足が地についておらず、前のめりのまま、力なく引きずられ、エレベーターの方向へ消えて行った。

最後の映像は、明け方に私がうつむきながら、足早にホテルを去って行く映像だった。

205、79、80頁(文庫207、82、83頁)の記述では山口敬之はホテルのフロントを素通りしているのです。

山口敬之はホテルのフロントを素通りすることはでません

理由はフロントでキーを受け取らなければならないからです。

当然ですが意識を失っている伊藤詩織を担いでいるのですから山口敬之にフロントがどういう事情なのか聞く責任があります。ホテル内で問題が発生した場合ホテルに責任が発生する場合があります。

この状況ではホテルのフロントが何も対応をしていないことはホテルの落ち度になります。

現在伊藤詩織は様々な方を民事訴訟で訴えていますが、何故ホテルを訴えないのでしょうか?

山口敬之がフロントを素通りして伊藤詩織をホテルに連れ込むには

意識のない伊藤詩織を担いでホテルに入ってなんの問題もなく山口敬之がフロントでキーを受け取る方法がないか考えてみました。

①山口敬之はフロントを素通りして自身の宿泊する部屋の階まで行く。

②そこのフロアに意識のない伊藤詩織を放置してエレベーターで一階のフロントに戻る。

③そしてフロントでキーを受け取る。

④再びエレベーターで自身の宿泊する部屋のフロアへ戻り伊藤詩織を部屋へ連れ込む。

これなら不可能ではありません。

ただしその前に第三者に発見される可能性があります。この可能性は高いです。

この時の時間は23時代前半です。東京の夜はこれからです。

ホテルのフロアに意識のない女性が放置されていたらどうなるか?

すぐにフロントへ連絡が行き、警察が呼ばれることは間違いないです。

山口敬之にこれだけ危険なことをする理由も動機もありません。

意識のない伊藤詩織を第三者に発見されたら、その瞬間、山口敬之は社会的地位を失うことになります。

警察に事情を聞かれます。

この状況では場合によってはそのまま勾留されて最悪の場合は逮捕です。当然ですが起訴され有罪判決を受ける可能性もあります。

その前に大々的にマスコミに報道される可能性もあります。

当然ですが山口敬之が意識のない伊藤詩織をホテルの部屋へ連れ込むために、このような危険なことをする理由、動機は山口敬之にはありません。

山口敬之がなんの問題もなく伊藤詩織を自身の宿泊する部屋へ連れ込むには方法はひとつしかありません

それは伊藤詩織が歩いてホテルに入る。

これだけです。

伊藤詩織がホテルを出て行くときの記述がおかしいのです

当詩織は山口敬之に暴行を受け膝を痛めたことになっているのです

当然ですが歩行困難な状態です

80頁(文庫83頁)

最後の映像は、明け方に私がうつむきながら、足早にホテルを去って行く映像だった。

66、67頁(文庫70頁)

「凄い衝撃を、膝がズレている。手術は大変なことだし、完治まで長い時間がかかる」

診察した男性の医師は、そう言った。

伊藤詩織は膝を山口敬之によってひどく痛めたられたと書いています。ところがホテルから出るときは

足早にホテルを去って行く映像だった。

と自身の映像を見て書いているのです。

さらに55頁(文庫59頁)

綺麗なホテルのロビーを、足早に横切るのが精一杯だった。

ホテルを出ていく時の状況をこのように書いています。

これをどう説明するのですか?

このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

まだまだネタはありますよ!

当然ですが

つづく!

伊藤詩織事件18へ続く

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