伊藤詩織事件4

伊藤詩織事件の4回目を書いてみました。

重要なことですので今回も書きますが私は山口敬之とは面識がありません。当然ですが山口敬之を擁護するためにこのようなブログを書いているわけではないということです。

タクシー運転手の証言

前回に続いてタクシー運転手の証言について考えていきたいと思います。

203、204、205頁(文庫205、206、207頁)

 再びタクシー運転手の証言

・今から二年前ほど前の金曜日の夜の午後十一時過ぎに、男女二人を恵比寿南の交差点付近で車に乗せた。男性はグレーっぽい背広の上下、短髪に眼鏡をかけ、あご髭があり、女性の方は、ズボンにブラウスのボーイッシュな感じの服装。寿司が美味しかったというような話をしており、恵比寿南の交差点の近くにある高級寿司店で食事をしたのかな、と思った。男性が手前側、女性が奥側に座った。

・車に乗り込むと、女性が、恵比寿南一丁目の交差点付近で、「近くの駅まで行ってください」と言った。最寄り駅は恵比寿駅だが、進行方向とは逆だったので、「目黒駅が一番近いです」と答えると、女性は「それでは、目黒駅に行ってください」と言った。このときは、男性は何も言わなかった。

・車内では二人は仕事の話をしていたようだった。そこで、二人は恋人同士ではなく、仕事上の付き合いなのだと推測した。

・女性の方は、「厚生中央病院前」の交差点付近でも「目黒駅へお願いします」と言った。このときも、男性は何も言わなかった。

・目黒通りと交差する交差点まで近づいたとき、私が「そろそろつきますけど」と聞くと、男性が「都ホテルに行ってくれ」と言った。女性の方は「その前に駅で降ろしてください」と言ったが、男性がさらに「まだ仕事の話があるから、何もしないから」などと言っていた。そのあたりで女性は静かになったようだが、後ろを振り返っていないため、女性がどのような状態だったかは分からない。

・再度男性に、「ホテルでよろしいですか」と確認し、シェラトン都ホテルに向かった。シェラトン都ホテルの車寄せに付けると、男性の方が料金を支払い、女性に降りるように促していたが、女性の方は一向に動かなかった。

・金曜日の夜でかき入れ時で早く降りてもらいたかったので、後ろを振り返った。

・男性は女性の体をドア側に引き寄せようとしたがうまく行かず、いったん降りてカバンを外に置き、女性の脇に肩を入れて引きずり出すように車から降ろした。

・女性は、男性に抱きかかえられるような感じでホテルに入って行った。その時はホテルのボーイさんもいて心配そうに見ていた

・二人が降りた後、車を出してしばらくして、いわゆるゲロの匂いとも違う、酢と洋酒が混ざったような匂いがした。やられた、と思って後部座席を確認すると、女性が座っていた奥側の席の下に、消化されていない食べ物がそのまま吐かれていた。

・車の清掃をしなければならなくなり、会社に戻った。もう遅い時間だったため、その日の仕事はそれで終わりになった。

タクシー運転手は事件から2年後にこれだけ山口敬之と伊藤詩織の2人のことを覚えています。

これは非常に重要なことです。

タクシー運転手は何故すぐに嘔吐に気が付かないのでしょうか?

まず問題なのが下記の証言です。205頁(文庫207頁)

・二人が降りた後、車を出してしばらくして、いわゆるゲロの匂いとも違う、酢と洋酒が混ざったような匂いがした。やられた、と思って後部座席を確認すると、女性が座っていた奥側の席の下に、消化されていない食べ物がそのまま吐かれていた。

この記述も不可解としか言いようがありません。

タクシー運転手は臭いで嘔吐に気が付いているのです。

それでは臭いはいつから発生するのでしょうか?

吐いた瞬間からです。

ところが嘔吐した後もタクシー運転手は臭いに気が付かずにシェラトン都ホテルまで運転し、タクシー内で意識を失った伊藤詩織を山口敬之がタクシーから引き出すのを待ってからタクシーを発進させ、それから臭いで嘔吐に気が付いているのです。

時間にして少なくとも10分は経っています。

嘔吐した場合、独自の匂いがあります。事実タクシー運転手は臭いで嘔吐に気が付いているのです。

それをすぐに気が付かないことがあるのでしょうか?

このブログを読まれている方にも飲み会で仲間が嘔吐した経験を持たれている方もいると思います。特に二次会、三次会への移動中での経験が多いと思います。私も経験があるのですが誰かが嘔吐した場合すぐに分かります。

それと私は一時期お酒を飲まなかった時期がありました。この時期飲み会の帰りの運転手をよくやっていました。後部座席で嘔吐されたらすぐに分かります。自分の車でなかったのでよかったですが。

嘔吐物がフロアーに落ちていたことへの疑問

続いての疑問は嘔吐物がフロアーに落ちていたことです。

伊藤詩織はタクシー運転席の後部座席に座っています。これは車種にもよりますが一般的なタクシーは後部座席は深く座るようになっています。これでは前屈みになってもフロアーに嘔吐することができません。タクシーの後部座席に座って普通に前屈みの体制を取っても顔がフロアーの所まで完全には届かないのです。

これは先日、近所のタクシー乗り場で乗って気が付きました。

つまりタクシーの後部座席で嘔吐物した場合タクシーの後部座席にも嘔吐物が付着します。そしてその嘔吐物は伊藤詩織の衣服にも付着することになります。ところが「ブラックボックス」を読む限りでは嘔吐物が伊藤詩織の衣類には付着していないのです。

意識してフロアーに嘔吐していれば話は別ですが、この時伊藤詩織は記憶がない状態です。

一般論ですがこれはあり得ません。

山口敬之も嘔吐に気が付いていません

それとこの時、隣に山口敬之が座っています。何故山口敬之はこの時の嘔吐に気が付いていないのでしょうか?

疑われる方は実際にタクシーの後部座席に座って確認をしてみてください。

不可解なタクシー運転手の証言

伊藤詩織はタクシーで3回降車要求をして、その後タクシー内で意識を失っています

このタクシー運転手の証言で一番不可解なのがタクシー運転手は伊藤詩織がタクシーを降りて、山口敬之と別れて別の場所へ行く意思を3回も示したにも関わらず無視して目的地のホテルシェラトン都ホテルに行き。タクシー内で意識を失った伊藤詩織が引きずり出されてホテルへ連れ込まれることに対して何もしていないと言うことです。

伊藤詩織は何故タクシー運転手を批判しないのでしょうか?

タクシー運転手が常識的な行動をとっていれば伊藤詩織は被害にあうことはありませんでした。

伊藤詩織は「ブラックボックス」で警察、検察を批判する記述が見られますが何故かこのタクシー運転手を批判する記述は一切見られません。

タクシー運転手が世間一般の常識の行動をとっていれば伊藤詩織は事件に遭わなかってにも関わらずです。これは不可解としか言いようがありまあせん。

何といっても伊藤詩織はタクシー内で意識を失っているからです。

ところがタクシー運転手を一切非難していません。

あなたが常識のある行動をとっていれば私は犯罪被害にあうことはなかったのですよ?

このようにタクシー運転手を攻めるのが当然であると考えます。

現在伊藤詩織は様々な方を相手に民事訴訟を起こしています。

何故、伊藤詩織はこのタクシー運転手、タクシー会社を相手に民事訴訟を起こさないのでしょうか?

これに関しては前回のブログの内容も含めて判断した場合、導き出される答えは

タクシー運転手の証言は嘘

重要なことですので、このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

場合によっては

つづく!

伊藤詩織事件5へ続く

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