仮面ライダー第11話「吸血怪人ゲバコンドル」の予告編でベルトの外れている仮面ライダーが映っているシーンがあります。
下記の写真がそうです。
本郷猛はベルトの風車に風圧を受けると仮面ライダーに変身するのだ!
旧1号編ではこのナレーションがあったのですが、これでは変身が解けてしますのではいでしょうか?
そんなことよりも何故このシーンが放送されたのか?
何故、誰も気がつかなかったのか?
このほうが気になります。
ちなみに第11話本編では、このシーンは放送されていません。
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昭和の特撮作品は通常16㍉フィルムで撮影されていました。
ビデオテープと異なり、一度感光すると、重ねて撮影することはできません。
視界が悪く、動きにくい衣装を身に着けてのアクションの撮影では大量にNGテイクが出てしまいます。
これらをゴミとして破棄しないで、有効活用したのが「次回予告」です。
もちろん予告用に撮り下ろしのカットを撮影することもありますが、忙しい撮影スケジュールの合間に予告用カットを撮影するのは難しいので、NGテイクをつないで予告を作るのです。
予告編集は貴重映像の宝庫ですよ。空中回転しているライダーのマスクがズレたり、ライダーの後ろに女性の生首が写っていたり。