ドーム球場の天然芝化?
お前、何わけのわからないことを言っているのか?
このような声が聞こえてきそうです。
当然ですがドーム球場を天然芝にすることは不可能です。
理由は日光が当たらないからです。これに風が流れないと言う問題もあります。
昔、ドーム球場に光ファイバーで太陽光を取り入れれば可能ではないかと考えた時期もあるのですが風の流れもあるので不可能であることは承知しています。
福岡ドームなら屋根が開くから可能ではないか?
このように考えている方もいるかもしれませんが屋根が半分しか開かず日光が当たらない部分があるので、これは不可能です。
それではお前は何を言っているのか?
これは現在のドーム球場はフィールドターフです。フィールドターフの下はなんでしょうか?
クッションが下にありますが、その下はコンクリートです。
それに対して天然芝の野球場の下はなんでしょうか?
当然ですが土です。
天然芝の野球場と人工芝の野球場では選手の体にかかる負担がかなり違います。ピッチャーは別として野手であれば選手生命が2年は変わると一般的には言われています。
そこでドーム球場のクッション性を天然芝と同じににするにはどうすればいいのか考えました。
その時、札幌ドームの野球場からサッカー場へ変換する映像を見つけました。
見ればわかると思いますが、札幌ドームのフィールドターフは野球開催時敷いているのです。
これを巻き取って撤去、そしてサッカーの天然芝を入れて設置しているのです。
ちなみに、これは札幌ドームに問い合わせたのですが札幌ドームはサッカーのフィールドを中に入れるため関係上、下がコンクリートでなければならいそうです。
ただ、それ以外のドーム球場はどうでしょうか?
西武、名古屋、大阪、福岡これらは野球専用のドーム球場です。東京ドームが入っていないのは、東京ドームには競輪の400mトラックが地下に収納してあるため野球専用球場ではないからです。
札幌ドームの映像を見れば理解できると思いますが野球用のフィールドターフは野球開催時に敷いているだけです。
そこで私は考えました。
ドーム球場の下を土にすればいい。
土の上にフィールドターフを敷けばいい。
準天然芝化です!
これが現在の技術で可能かどうかはわかりません。しかし私は不可能ではないと考えます。ただドーム球場の下を土にした場合、時々フィールドターフを巻き取ってグラウンドをならす必要が出てくると考えます。
それを考えた場合、年間の維持費がどの程度かわかりませんが高くなると考えられます。ただ選手の体にかかる負担は天然芝と同じレベルになります。それを考えた時、この考えは自分で言うのなんですが良い考えだと思います。
現在NPBで天然芝の野球場は仙台、甲子園、広島の3つしかありません。選手というのはNPBにとって財産です。これを考えた場合、怪我をしやすい現在のドーム球場を天然芝と同じクラスのクッション性の準天然芝への変更は非常に大きのではないでしょうか?
これが技術的に不可能なのでばあれば諦めるしかありませんが、不可能ではないと私は考えます。
これを読まれたNPBでドーム球場を使用されているチームの関係者はこのアイディアが可能なのかどうかフィールドターフの会社に相談をして真剣に考えてみてください。
とりあえず、これが実現した場合、選手の評判は非常によくなることは間違いないと考えます。
ただし、このアイディアはドーム球場に限られます。屋根のない野球場では不可能です。