伊藤詩織事件8

伊藤詩織事件の8回目です。

重要なことですので今回も書きますが私は山口敬之とは面識がありません。当然ですが山口敬之を擁護するためにこのようなブログを書いているわけではないということです。

何回も書いていますが、この本の内容はあまりにも不可解なことが多すぎます。このような内容で一人の人間を犯罪者と断罪するには余りにも問題があると考えます。

伊藤詩織は事件前からジャーナリストとして活動しています

なぜ山口敬之に仕事の相談をしたのでしょうか?

この本を読みはじめて、すぐに疑問が出ました。これはすでに多くの方が指摘している内容です。

5頁(文庫7頁)

 これまでおよそ六十ヶ国の国々を歩き、コロンビアのゲリラやペルーのコカイン・ジャングルを取材したこともある。こうした話を人にすると、「ずいぶん危ない目に遭ったでしょう」と訊かれる。

この記述があります。

これから分かることは伊藤詩織は山口敬之に暴行を受けたとされる以前、すでにジャーナリストとして活動していたということです。このような自分の身の安全を守らなければならない危険地域での取材活動をインターンにやらせる報道機関はありません。このような危険地域での取材には身の安全を守るために安くはない取材費用が必要です。要するに報道機関に所属しているか、または、安くはない取材費用を負担し取材後、自身が取材した記事、写真、映像等を報道機関に販売しているかのどちらかです。ただ、どちらにしてもジャーナリストとして生計を立てていなければなりません。つまり山口敬之から性被害を受ける前から伊藤詩織は職業としてジャーナリストとして活動をしていた。さらに、それで生計を立ていたことになります。

そうであれば何故、ジャーナリスト志望と称して山口敬之に就職の依頼をしなければならいのでしょうか?

これ以外にも

およそ六十ヶ国の国々を歩き

との記述がありあますが六十ヶ国もの国に取材で行った場合、1ヶ国に平均で1週間滞在したとしら、それだけで1年2ヶ月の日数がかかります。

この時、どこに生活拠点があったのかは不明ですが、取材終了後、生活拠点に帰って2週間程度間を開けて取材に行ったとすれば、それだけで3年6ヶ月の期間が必要です。

さらに報道機関に所属していた場合ですが、当然ですが会社員なので休暇を消化しなければなりません。

2週間程度間を開けてというのはかなり甘く見積もった数字です。

これだけの取材活動をしていたのであれば再度書きますが、伊藤詩織は山口敬之に性犯罪の被害を受ける前すでにジャーナリストとして活動し、さらにその収入で生活していなければなりません。

これだけの期間ジャーナリストとして活動したのであれば、どう考えてもジャーナリストとして収入を得て生活をしていなければ筋が通りません。

いつ、このような活動をしたのでしょうか?

これにはまだ疑問が生じます。

伊藤詩織はニューヨークの大学へ通っていたことになっています。

それではいつ、どの時期にこのような活動をしていたのですか?

5頁(文庫7頁)

 これまでおよそ六十ヶ国の国々を歩き、コロンビアのゲリラやペルーのコカイン・ジャングルを取材したこともある。こうした話を人にすると、「ずいぶん危ない目に遭ったでしょう」と訊かれる。

これが事実であれば、この活動期間の時期を明らかにする必要があります。

そうでなければ嘘つきと言われても反論ができません。

この箇所には、まだ疑問というより問題があります。

それは「延べ」が入っていないことです。延べ数について説明をします。

例えば私が外国へ旅行をしたとします。

韓国へ2回、中国へ3回、タイへ1回、ベトナムへ1回の旅行をした場合、訪問国数は延べ7ヶ国になります。しかし訪問した国で言えば4ヶ国になります。

伊藤詩織は5頁(文庫7頁)

およそ六十ヶ国の国々を歩き

と「ブラックボックス」に書いています。

2021年2月現在の国連加盟国は196ヶ国です。つまり伊藤詩織は国連加盟国の3割を超える国を取材で訪れているのです。私は報道関係で働いた経験はありませんが、この訪問国数の多さは世界中の報道関係者の中で一番なのではないでしょうか?

そうであれば伊藤詩織はこれをギネスブックに申請すれば「世界で最も多くの国を訪れたジャーナリスト」としてギネスブックに掲載されることになります。

何故、これをしないのでしょう?

さらに、これが事実であれば伊藤詩織は自身のパスポートを公開するべきです。この本には事実関係が証明されていない記述がいくつもみられます。それが伊藤詩織に対する不信感、疑惑につながっています。そうであればパスポートを公開して私のように不信感、疑惑を持っている者を黙らせればいいだけです。

報道の現場ではじめて働いたのはロイターであると錯覚させる文章を書いています

この本の不可解な記述はまだあります。

5頁(文庫7頁)

 私はジャーナリストを志した。アメリカの大学でジャーナリズムと写真を学び、二〇一五年の帰国後は、ロイターでインターンとして働き始めた。そんな矢先、人生を変えられるような出来事があったのだ。

ジャーナリストを志した伊藤詩織がはじめて報道の現場で働いたのは二〇一五年の帰国後にロイターでインターンとして働き始めたのが最初という印象を読者に与える文章を書いています。ところが、それ以前に報道の現場で働いた実績があることを、この本で書いているのです。

日本テレビでインターンとして働いています

38頁(文庫42頁)

 ニューヨークで大学卒業を目前にして、私は本格的にインターンシップの受け入れ先を探し始めた。現地にある働いてみたいと思うメディア関係者にメールを送った。その中に山口氏も入っていた。一年ぶりに連絡をしたが、山口氏は、

「TBSはいま、人が足りている。日本テレビはいつも人を募集してるみたいだから、自分の知り合いのニューヨーク支局長に連絡してみたら?」

 と、紹介してくれた。ウェブで募集の詳細を確かめ、面接とテストを受けて通過した後に、同じ年の九月から、日本テレビ(以下、日テレ)でインターンとして働き始めた。

この記述があります。

要するに二〇一五年に帰国してロイターでインターンを始める以前にニューヨークでインターンとして働いていると書いているのです。

これでは5頁(文庫7頁)に記載のある

 私はジャーナリストを志した。アメリカの大学でジャーナリズムと写真を学び、二〇一五年の帰国後は、ロイターでインターンとして働き始めた。

上記していますが、この記述だとロイターで働き始めたのが、はじめて報道の現場で働いたことになるよう読者に錯覚をさせてしまいます。

この5頁(文庫7頁)の箇所を書くのであれば

 私はジャーナリストを志した。アメリカの大学でジャーナリズムと写真を学び、アメリカ滞在中には日本テレビのインターンとして働いていた。しかし経済的な事情により帰国をすることとなったが、二〇一五年の帰国後はロイターでインターンとして働き始めた。

このような記述をするのが当然です。

ところが読者に誤解、錯覚を与えるような記述をしているのです。

この本が叙述トリックの推理小説であれば何の問題もありません。

嘘ではないからです。

ところが、この本は伊藤詩織が山口敬之に性被害を受けたと主張する本です。さらに伊藤詩織は日本のマスコミ(テレビ局、新聞社、出版社)に就職を希望しているのです。もっと正確にいえば日本語で情報発信をする日本の報道機関に就職を希望しているのです。そうであれば伊藤詩織は外国語の能力より、まず日本語の文章能力を高める必要があると考えます。

5頁(文庫7頁)の内容は嘘です

伊藤詩織には六十ヶ国の国々を歩く期間が存在しません

それと、このブログの冒頭に戻りますが伊藤詩織は

5頁(文庫7頁)

 これまでおよそ六十ヶ国の国々を歩き、コロンビアのゲリラやペルーのコカイン・ジャングルを取材したこともある。こうした話を人にすると、「ずいぶん危ない目に遭ったでしょう」と訊かれる。

これに対して5頁(文庫7頁)

 私はジャーナリストを志した。アメリカの大学でジャーナリズムと写真を学び、二〇一五年の帰国後は、ロイターでインターンとして働き始めた。そんな矢先、人生を変えられるような出来事があったのだ。

5頁(文庫7頁)に、山口敬之の事件との前に、どう考えてもジャーナリストとして活動し生計を立てていると判断せざるを得ない記述があります。

 これまでおよそ六十ヶ国の国々を歩き、コロンビアのゲリラやペルーのコカイン・ジャングルを取材したこともある。こうした話を人にすると、「ずいぶん危ない目に遭ったでしょう」と訊かれる。

この記述がそうです。

このブログに書いていますが、これだけの活動をしたのであれば、その後アメリカの大学でジャーナリズムの勉強をする必要がなくなります。

それに対し5頁(7頁)

アメリカの大学でジャーナリズムと写真を学び、二〇一五年の帰国後は、ロイターでインターンとして働き始めた。

このように記述しています。

つまり、これはどちらかの記述が確実に

嘘になります!

これに反論がある方は、この矛盾を解消をできる説明をしてください。

もっといえば嘘でないことを証明してください。

どちらにせよ、伊藤詩織は自己紹介も満足にできないとい人物ということになります。

このような人物の言うことが信用できるのでしょうか?

このブログを読まれた方は私の意見を鵜呑みにしないでご自身で「ブラックボックス」を読んで判断をしてください。

場合によっては

つづく!

伊藤詩織事件9へ続く

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