以前「女子プロレスラーに関する無責任な動画」というブログを書いたのですが、問題の動画を見た関係でYouTubeが似たような動画を勝手にお勧めに上げてきていました。(現在は表示させないようにしている)
これらの動画を試しにチェックしたのですが以前のブログにも書いたように、事実関係を確認するだけでも大変な労力を必要とする動画が多くありますし、そもそも事実関係をどうやったら確認できるのですか?という動画もあります。
さらに、これらの動画は更新頻度が高いのが特徴です。
少なくても週に1本、多いチャンネルになると2日に1回のペースで更新されているものもあります。
当然ですが、これらの動画は事実と称していますが創作です。
専門的な知識がなくても見抜けるレベルのものが多いのが現実です。
当然ですが創作を事実と称して動画を作成し公開することには何の問題もありません。
さらに、それで広告収入を得ることにも何の問題もありません。
そもそも論ですが、同じようなことは週刊誌、スポーツ新聞、夕刊紙等で昔から行われていることです。
情報の発信源が週刊誌、スポーツ新聞や夕刊紙といった紙媒体からインターネットに移行しているだけです。
現在はインターネットが普及し、誰でも情報発信ができる時代になりました。しかし、これでは情報の受け手は何も変わっていないことになります。情報の発信源が新聞、雑誌、テレビ、ラジオからインターネットに移っただけで情報の中身は何も変わっていないことになります。
この手の動画は息抜きに見るにはちょうど良い動画なのかもしれません。
そういう意味ではニーズを掴んでいるとも言えます。
ただ、私が気になったのは、これらの動画チャンネルの登録者数です。
少ないものでも1万人を余裕で超えています。多いチャンネルになると40万人以上になります。
YouTubeの動画には資料を調べて作られている動画も多くあります。さらにはその方の持たれている専門知識を元に作られた動画も多くあります。ちなみに私が好んで見る動画はこのタイプの動画です。
問題なのは、このような時間と労力をかけて作られた動画と事実と称する創作動画も再生回数で広告収入が支払われることにあります。
最近問題になっている迷惑系ユーチューバーも同じジャンルと考えて問題ないと思います。
要するに、このような動画を見ている方にも問題があるということです。
とりあえず、このような動画を見て広告収入を発生させている方達にはマスゴミ批判をする資格はないと考えます。
健全なジャーナリズムを発展させるためには情報を発信する側だけではなく受ける側の意識改革が必要なのではないでしょうか?